なな
綺麗ね
せいや
そうだな
俺は彼女と山に来ていた
あの星の光が俺の目に写った
それはまるで
彼女のななみたいだ
せいや
じゃあ帰るか
なな
待って...
せいや
ん?どうした
なな
今、お母さんに何か言われてるから
俺は不思議に思いながら1分待った
なな
あ、待ってよぉ...
なな
行かないで!ねぇ!
俺はなながお母さんに言ってる事がわかった
でも
彼女の母はとっくに他界しているはず
なな
ねぇ...
その瞬間に流れ星が
"キラン"と流れた
なな
せいや
せいや
どうした
なな
私を殺して
せいや
は...?
なな
あと"1分"で
せいや
何なんだよ
なな
お願い!自分の手では無理なの!
彼女が俺の体を揺らしたり土下座をしたりしていた
せいや
せいや
何で死にたいんだよ...
なな
お母さんが来てって言うから...
せいや
でも、俺は!!
なな
もう、1分経ったよ
なな
じゃあ自分で死ぬ
せいや
おい!よせよ!
そして彼女が展望台から落ちた
そして
その瞬間に月が昇った
辺りは明るくなった
せいや
おはよ!
おい!彼女は?
せいや
うん?彼女?
どうしたんだよ!w
せいや
彼女なんかいないけど...
とぼけんなってw
せいや
はぁ?俺はボッチだぜ?
え?ななって人
せいや
なな?聞いたこともねぇよw
その瞬間聞き覚えのある声が俺に聞こえた
もう、覚えてないんだね