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荷物を一通り片付け終え、 きんさんから借りた本を開く
題名はなく、もしかしたらメモ書き程度だったのかもしれない。
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その本は確かに全部日本語や漢字ですらすらと読み進めることができる
前半は全て人間のことについてで、学校や人間の心理、面白い人間たちの言葉のまとめなどでびっしりと埋まっている
僕にとっては全て知っていることだからこそ大して惹かれなかったが、きんさんにとってはとても興味深かったのだろう。
何度も何度も読み返したような跡がある
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そんな中半分くらい読み進めた部分に気になるページがあった
○人魚 ・ある程度の年齢になった人魚は人と人魚を使い分け、保つため、2種類の光る砂が入った小瓶を常に持つようになる。 ・人魚の歳は人間と何の変わりもなく、寿命は平均30年程度で人魚は歳をとるのが遅いという噂は、ただ30歳以降生きる人魚がほとんど居ないだけである。 ・短い寿命の中で人魚は子孫を残すため、26歳〜27歳の間は以上なまでに性欲が湧き、身体の合う番を探し回るようになる。 ・ごく稀にその年齢までに番を見つけるものもいるらしい ・人魚の下半身の作りは魚体の腹部に前後2つの穴があり、オスは前穴に性器、後穴。メスは前後どちらも穴となっている。 ・人魚の間は基本的に陸には姿、顔を晒すことはない。
○人魚が人間になっている間 ・殆どは普通の人間と同じ ・慣れない間は人間の言葉は理解できても、話すことができない(幼少期から教育されている者など一部例外あり。) ・一般的な人間よりは暑さにとても弱い。人間の通常体温以上の暑さはなるべく触れない感じない様にすべきである。(火傷の可能性) ・○人魚 にて記載した人魚の寿命の秘密を知ったごく一部の人魚は小瓶を手にしてからいつでも人間として生涯をまっとうする事を選ぶことができるらしいが、手段は未だ不明。
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そのページだけ異様に筆を走らせ書いたようできんさんに読むことができたのはごく一部だったのだろう。
そのページを眺める俺を不思議そうに見ている
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風呂場で温度を調整する事を理由に1人になり、きんさんの寿命のことを考える
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きんさんには叶う事なら生きてほしい 目の前で友達が死ぬのは持ってのごめんだ
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時間は1日でも多い方がいい。かといってきんさんに我慢をさせることは避けたい。 僕にも仕事がある。メンバーの皆んなに迷惑を掛けすぎるのもだめだ
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難しいからと考えすぎるときんさんに怪しまれるためさっさと温度を設定し、お湯はりを始め、きんさんのとこに戻る
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ぶるーくの様子が少し変だった
何かを考えてたような気がする
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そんな事を考えつつも、今は空腹の方が勝ってしまう。
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小さく呟きつつ、俺はまだしもぶるーくも今日何も食べてないことが気がかりだ
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そんな事を考えているとぶるーくが帰ってくる
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