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放課後チャイムがなった後誰もいない 廊下に西日が差し込む
安美
ここ使われてないのかな
安美は薄暗い廊下の奥にある ドアを押した
悠真
ここ秘密基地にしようぜ
突然後ろから声がして 振り返った
そこには運動部のエース 笑顔が眩しすぎる 学校一の人気者悠真がいた
安美
な、なにそれ勝手に！！
悠真
だって見つけたの俺とお前だし
安美
別に一緒に使おうなんて...
悠真
別にお前が来る前にここに来てるから笑
安美
はっ？からかわないでよ！
次の日の放課後
安美
（気になってきてしまった...）
安美
まさかいるわけないよね？
悠真
お、きたお前と会えるの楽しみにしてた
安美
なんでいるの！！てか何その言い方...、
悠真
素直なだけだけど
安美
...もうほんとやめて
安美
（心臓に悪すぎる）
そこえ遥斗、蓮、翼がやってきた
翼
なんか楽しそうじゃん俺達も入れてよ
遥斗
放課後同好会ってのはどう？
蓮
ダサい
悠真
じゃーE組エモいってことで、！
ここから私たちの物語が始まったのです
あの日から私の生活は少しずつ変わった 授業が終わるとみんなこの教室に集まる
悠真
おーい安美今日「は」早いな笑
安美
何よっ！
悠真
いつも一番に遅れてくんじゃん笑
安美
それはノートとるのが...
遥斗
素直じゃないね安美も
安美
からかわないでよ！！
悠真
ごめんってでもそーゆー顔も可愛い
そうすると安美の顔はどんどん赤くなった
安美
もう知らないからっ
翼
またやってる笑
翼
蓮なんかいってやれよ
蓮
悠真そうゆうのほどほどにしろ
悠真
...
蓮
お前が冗談のつもりでも相手が本気に
なったらどうするんだ
なったらどうするんだ
安美
っ...
その瞳は何故か切なそうだった
悠真
俺だって本気の時はちゃんと言うよっ！
場を盛り上げるように悠真が言った
蓮
今は？
悠真
さあどうだろうね
私に悠真が近づいてきた
悠真
今が「本気」かもな
安美
えっ...やめてってばっ！
恥ずかしくて手で顔を隠した
悠真
照れると余計かわいー
蓮
悠真うるさい
低い声が一瞬で空気を変えた
その日の帰り道
蓮
白石､(安美
安美
ど、どうした？
蓮
お前悠真の言葉...本気にすんなよ
安美
してないしっ！
蓮
ふっなら良かった
蓮
俺ならからかったりしないけどな
安美
え...
蓮
なんでもないよ
帰りながらその背中が夕焼けに熔けていくのを ずっと見送っていた
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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