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哲哉
だが、流石にこれだけじゃあな…
哲哉
もう少し名前か住所が分かるものがあれば良いんだが…
哲哉
哲哉
そうだ…
哲哉
愛花梨に聞けば、何か分かるかもしれないな
哲哉
早速愛花梨に…
哲哉
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応答なし
哲哉
あ…あれ…？
哲哉
応答なし
哲哉
電話が…繋がらない…？
哲哉
哲哉
…！
哲哉
圏外になってる…！？
哲哉
嘘だろ…
哲哉
ここ、さっきまで電波届いてたぞ！？
哲哉
なんで急に…？
キーーーン
哲哉
ぐあぁ…！
哲哉
(また…これかよ…！！)
哲哉
(しかも…この頭痛…)
哲哉
(回を…増すごとに…)
哲哉
(強く…なってやがる…！！)
？？？
(ーーーー。)
哲哉
(な…なんだ…？)
哲哉
(何か…聞こえて…？)
？？？
(ーーーな)
哲哉
…ぇ？
？？？
？？？
これ以上探るな
哲哉
…っ！！！
バタン！
数時間後
寝室
ガチャッ
哲哉
…ぅ…ぅん？
哲哉
こ…ここは？
燐
哲哉…
燐
やっと気がついたか…
哲哉
あ…燐…
哲哉
お前…帰ってたのか…
燐
帰ってたのか…じゃねえよ！
燐
心配かけさせやがって！
哲哉
…え？
哲哉
燐…なんで怒ってるんだ…？
哲哉
それに…なんで俺ベッドに…
ゴソゴソ…
燐
…！
燐
お前まだ起きんな！
ガシッ
バタン！
哲哉
がっ！？
哲哉
哲哉
お前…加減しろよ…
燐
わりい…
燐
でもほっといたら、また動こうとするだろうが！
哲哉
う…悪かったな…
燐
とりあえず、お前に何があったか説明する
燐
成果はその後で良いだろ
哲哉
そうだな…
燐
燐
まず…今は午後の11時だ
燐
そして俺が帰ってきたのが午後6時
哲哉
ああ…
燐
玄関からお前の気配は感じなかった…
燐
ただ嫌な予感はしてたのさ
哲哉
嫌な予感って…？
燐
お前の身に何かあったんじゃねえかって
燐
一応、呼び掛けたんだぜ？
燐
「てっちゃーん？哲哉ー？」
燐
って
燐
お前、返事すらしてなかったよな？
哲哉
まず、呼ばれていたのか？
燐
そっからかよ…まあ良い
燐
まあ、くまなく探してたさ
燐
そしたらお前…
燐
燐
キッチンでなんかの本抱えながら
燐
気絶してたんだぞ？
哲哉
きぜ…つ…？
燐
俺、一瞬目疑ったわ
燐
ぐったりと倒れてたんだし
燐
キッチンからここまで運ぶの、大変だったんだぞ？
哲哉
そうだったのか…悪い
燐
なんでか知らんが
燐
無理のしすぎでそうなったんじゃねーの？
哲哉
そう…なのかもな…
燐
燐
…で？
燐
お前の方はどうだったんだよ？
哲哉
それは…
哲哉
(言ってしまって良いのか…？)
哲哉
(だがこの状況で説明したら…)
哲哉
(また…頭痛が起きるんじゃ…？)
燐
おーい…
哲哉
………
燐
おい！！
哲哉
っ！？
燐
お前、大丈夫かよ？
哲哉
あ、ああ…
哲哉
大丈夫、だ…
燐
いや、明らか大丈夫じゃねーだろ
燐
脂汗出てんじゃん
哲哉
た、大したことは…
燐
いーや
燐
絶対何かあるだろ
哲哉
本当に、大したことじゃぁ…！
燐
とにかく
燐
2､3日は休め
燐
お前は気を張り詰めすぎだ
哲哉
え…？
哲哉
い、いや！
哲哉
俺は、まだ…！
燐
良いから休め
燐
また家で気絶されたら困る
哲哉
うっ…
哲哉
分かった…
燐
ったく…
燐
でも、俺も気を付けないとなー…
燐
俺にもなんか降ってきそうで怖えし
燐
愛花梨にも何て言えば良いのかわかんねーよ
哲哉
愛花梨に…？
哲哉
哲哉
…そうだ！
哲哉
そういえば俺
哲哉
愛花梨に聞きたいことがあるって電話しようとしたんだ！
燐
はー？
燐
聞きたいこと？
哲哉
ああ…だが…
哲哉
圏外扱いになってた上に
哲哉
その後から今までの記憶がないんだよ…
燐
まあ倒れてたしな
燐
ま、何だ
燐
詳しいことはお前が万全な頃に
燐
聞いてみることにするよ
燐
聞きたくないけど
哲哉
ああ…
哲哉
そうしてくれると助かる
哲哉
哲哉
というか
哲哉
お前、今日何処で寝るんだよ？
燐
あ？
燐
あー
燐
この部屋の床で寝るよ
哲哉
は？
燐
看病のついでに
燐
思出話もしたいしな♪
哲哉
余計な世話だ
哲哉
それに今じゃなくても良いだろ
燐
な！
燐
良いじゃねーかよ！
哲哉
とにかく
哲哉
俺はもう寝る
燐
待てよ！
燐
眠くなるまで語ろうぜ～！？
燐
てっちゃーん！！
哲哉
うるさい
To Be Continued…
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