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殺害代行サービス

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殺害代行サービス

3 - 殺害代行サービス 最終話

♥

40

2019年11月19日

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翔は殺害代行サービスに電話した

もしもし

殺害代行サービス

もしもし

さっき電話もらってて

なんですか?

殺害代行サービス

まもなくそちらに代理人が参りますので

殺害代行サービス

あなたは帰ってください

殺害代行サービス

あなたがいたら複雑になってしまうので

もう

来るんですか?

店長を殺しに?

殺害代行サービス

ええ

殺害代行サービス

もうすぐ

そうですか。

なんとか言って

帰ります。

殺害代行サービス

ご迷惑をおかけしまして

殺害代行サービス

申し訳ない

いえ

殺してくれるのならば

殺害代行サービス

確実に

殺害代行サービス

コロシマス

殺害代行サービス

カナラズ

殺害代行サービス

それでは

ちょ、あのー

電話が切れた

・・・

(何か本性がでたような)

まぁ、いいか

店長

店長

なんだよ

僕体調がよくないので

帰っても

店長

ダメに決まってるだろうがッ!

!?

店長

お前はヒヨッコだからな!

店長

もっと働け!

そんな・・・

美奈

店長

店長

なんだよ

美奈

帰らしてあげてください。

え?

(俺は彼女の優しさに戸惑った)

店長

・・・

店長

もういい

店長

帰れ

え?

店長

帰れと言ってるだろうがッ!

は・・はい!

(俺は店長の勢いに気圧され帰るしか無かった)

(店長のこの後が気になるが今はまっすぐ足を動かすしかなかった)

仕事後

店長

ふんっ!

店長

(美奈も帰ったし、翔の野郎も帰りやがった)

店長

ったくよぉ

店長

(俺はビールを一口喉に流し込む)

店長

(それにしても今日の翔の目は何かに怯えていたようだった)

店長

(いつもの怯えかたとは違う)

店長

(まるで今から恐ろしいことが起こるような・・・そんな目だった)

店長

ん?

店長

(誰かが俺に近づいて来る)

知らない男

すみません

店長

俺?

知らない男

そうです。

知らない男

ハセガワサトシさんですか?

店長

(長谷川悟史は俺の名前だ)

店長

俺だが

店長

なんのようだ!

知らない男

ここじゃなんだし

知らない男

裏に回りません?

店長

まぁ

店長

おう

店長

店長

なんだ!

知らない男

私、高橋翔さんのご依頼であなたにご用がございます

店長

ふんっ

店長

あいつからなんのようだ

知らない男

実は・・・

店長

ちょっとまて

店長

電話だ

通話終了

通話
05:10

店長

殺害代行サービス・・・

知らない男

どうやら翔様から伺ったのですね。

店長

そんな

店長

俺が何したっていうんだ!

知らない男

それはお前が一番分かるんじゃねえの?

店長

あ?

知らない男

翔様に嫌がらせだ暴言だ暴力だと?

知らない男

笑わせるよなぁ?

店長

・・・

知らない男

翔様は苦しんでらしたよ

知らない男

ほんとに

知らない男

二十代とは思えないほど声がかれてたよ

店長

そんな・・・

知らない男

これでもう

知らない男

分かるよなぁ?

知らない男

コロサレル理由が

店長

!?

知らない男

さぁ

知らない男

地獄に墜ちろ

ナイフを店長に突きつける

店長

やめて・・・くれぇ

知らない男

翔様も何度やめてくれと言われてもやめてくれなかったそうじゃねぇか

知らない男

これは因果応報だよ?

店長

うぅっ

知らない男は店長の首にナイフを食い込ませた。

・・・

ついに殺されたのか・・・

(急に実感がわいてきた)

自分が殺したのか・・・

殺害代行サービス

通話終了

通話
00:00

殺害を実行したか・・・

(俺は思い気持ちを抱えながらベットに寝転び、夢の中におちていった)

翌日

(職場は重い空気に包まれていた)

美奈

はぁ

先輩どうしたんすか

美奈

どうした、じゃないわよ

美奈

店長が殺されたのよ

美奈

あなたは嫌がらせされてたからあれだけど・・・

美奈

明日葬式だから

美奈

休むけど

美奈

あんたはこないんでしょ

え?

美奈

まぁ、いいわ

美奈

そうだ、後で裏に来て?

美奈

話したいことがあるの

あっ、はい

了解

(なにか胸騒ぎがする)

(俺は裏へと回るため足を動かした)

裏路地

美奈

来たわね

はい

あの・・・

話って

美奈

店長殺したのって

美奈

あなたよね?

へ?

美奈

直接的ではないけど

美奈

命令してさ

そんなことあるわけないじゃないですか?

俺が殺すわけが

いくら憎んでいたからって殺すわけ・・・

美奈

あたし知ってるのよ?

美奈

サツガイダイコウサービス

!?

(なぜ美奈がそのことを知っているのだろう)

美奈

あのね

美奈

殺害代行サービスのチラシを配ったの私なの

え?

美奈

あなたが店長を憎んでいるのは知ってたし

なぜ?

先輩には何もいってない

美奈

行動に出てるのよ

そんな

美奈

あの電話の声の主も私

美奈

店長を殺したのは私の男友達にお願いしたの

そんな

でもあなたは店長を嫌ってはいなかったはず

美奈

いえ

美奈

私も昔は今のあなたみたいに

美奈

いや、それよりひどかったわ

美奈

蹴られ、殴られ、なめ回されて

美奈

そんなのに限界が近づいて来たときにあなたが入ってきたの

美奈

そして店長はターゲットを私からあなたへと変えた

美奈

実は私もあいつを殺したかったのよ

美奈

でも私は臆病だったの!

美奈

ナイフを持つと震えるの!

・・・

だから俺を利用してこんなことを!?

美奈

そうよ!

美奈

そうするしかなかったの!

美奈

あいつを地獄に墜とすには!

美奈

でも

美奈

今なら握れるの

美奈

握ってるのよ

美奈の手が光った 美奈の手にはナイフが握られていた!

そんな!

やめろ!

殺さないで!

美奈

嫌よ!

美奈

もう逃げられないのよ

美奈

この運命からは!

やめて!

殺さないでぇぇぇぇ!

いやぁぁぁぁぁ!

翔の腹が血に染まる

翔と店長の死から一年後

美奈

(私は新しいターゲットを求めるべく転職した)

転職先の店長

おい!

転職先の店長

ちゃんとしろよ!

優斗

すいません

転職先の店長

ったくよぉ

美奈

(ここにもターゲットがいる)

優斗の家の前

美奈

よし

美奈

ポストに投函完了っと

美奈

早く連絡ほしいな

美奈はさっき優斗の家のポストに入れたチラシを思い出していた。 殺害代行サービスと書かれたチラシを

(了)

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