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結子

ねぇ、これなに?

結子

どういうことが説明して?

お父さん

あっそれをどこから!!

お父さん

返しなさいっ

結子

・・・本当なんだ

結子

私、お母さんとお父さんの子じゃないんだ

お母さん

そんなことないわ

お母さん

ゆいちゃんはお父さんとお母さんの子よ!!

結子

じゃあこの紙はなんだって言うのよ!

お父さん

っ!それは·····

結子

なんで隠してたの·····

結子

信じてたのに·····

お父さん

あっ!結子!

お父さん

待ちなさい!!

お母さん

ゆいちゃんっ!!!

結子

(信じられない!)

結子

(言ってくれればよかったのに!!)

お母さん

待ってゆいちゃん!

結子

来ないで!!

お父さん

おい!結子!

お父さん

止まれっ!!!

ドンっ

お母さん

きゃあ!!

お母さん

ゆいちゃん!!!

お父さん

結子!!

結子

(・・・ここで、終わるの?)

お父さん

おい救急車!早く!

お母さん

えっ、ええ!

結子

(まぁ、いっか)

結子

(でも・・・)

結子

(本当のお父さんとお母さんに)

結子

(会いたかった・・・)

お父さん

結子!しっかりしろ!

お母さん

ゆいちゃん!!!

結子

(え?ここは?)

先生

えー、今日!1年3組に転校生が来ます

先生

みんな静かにー

先生

じゃあ佐々木、よろしく

結子

え、と

結子

(佐々木?)

結子

あ、佐々木結子です・・・

結子

よろしくお願いします

先生

はーいありがとう

先生

みんな仲良くするよーに

先生

じゃあ席は・・・白澤の隣な〜

麻結

ここだよ〜

結子

はい・・・

先生

かいさーん

結子

(ここはどこだろうか・・・)

麻結

結子ちゃん!

麻結

私、麻結!

麻結

よろしくね!

結子

は、はい・・・

麻結

麻結

どうしたの?

結子

うーん、今日って何月何日ですか?

麻結

今日?

麻結

今日はねぇ・・・9月8日!

浩介

9月7日だバカ

麻結

痛っ!はたくことないじゃんバカ!

浩介

うるさいバカ

浩介

初めまして、浩介です

結子

は、初めまして・・・

結子

(私が家を飛び出した日と一緒・・・)

結子

あ、あと

結子

今平成何年ですか?

麻結

・・・

浩介

・・・へいせい??

麻結

へいせいってなに??

麻結

今昭和45年だよ?

浩介

1970年

結子

え・・・

結子

(まさか、過去に戻ってる??)

俊介

大丈夫?

浩介

お、俊介

結子

(もし過去に戻ってるとしたら)

結子

(バレたらまずいよね・・・)

結子

大丈夫です

麻結

やだーん

麻結

そろそろ敬語やめよっ

麻結

よろしくね!結子!

結子

うん、麻結ちゃん

麻結

麻結

結子

ま、麻結・・・

浩介

じゃあ浩介って呼んでね

俊介

俺は俊介で

結子

う、うん

結子

よろしく

結子

(ん?あれ??)

結子

(場面変わった??)

麻結

結子ー、聞いてる?

浩介

お前の話なんて聞きたくないって

麻結

え?そうなの!?

結子

そっ、そんなことないよ!

結子

ちょっとぼーっとしてた

俊介

大丈夫?

浩介

俊介は心配症だなぁ

浩介

結子が転校してきた時も心配してたよな笑

麻結

わー、懐かしい

麻結

もう1年も前なんだねぇ

浩介

運良くみんな同じクラス

浩介

担任もやまちゃんでラッキーだよなぁ

結子

そ、そうだね〜

結子

(何とか話し合わせないと!)

麻結

じゃあ、私今日塾だから

浩介

バカは塾でお勉強か

麻結

もう!浩介のアホ!

麻結

またあしたね!

浩介

おーう

浩介

あ、俺も今日おつかい頼まれてたんだわ

浩介

じゃあな!

俊介

じゃーなー

結子

気をつけてね

俊介

・・・

結子

・・・

俊介

今日は2人か〜

俊介

どっか行く?

結子

んー・・・

俊介

あ、ちょっと寄り道しよ!

俊介

銀座三越にマクドナードできたんだ

結子

(マクドナードって1971年にできたのか!)

結子

行きたい!

俊介

お、おう

俊介

行こうぜ

俊介

・・・大混雑

俊介

並ぶ?

結子

うん!!!

俊介

やけにくいつくなぁ〜

結子

あ・・・

俊介

まぁいいけど

20分後

浩介

俺さぁ

俊介

ちゃんと聞いて欲しいんだけど・・・

結子

え?うん

結子

(あれ?これって・・・)

結子

(告・・・)

俊介

俊介

麻結が好きなんだよね

結子

(あ・・・)

結子

そ、そうなんだ!

結子

(でも・・・多分麻結は・・・)

俊介

うん

俊介

うん・・・

俊介

応援してとは言わないけど

俊介

知って欲しかった・・・

結子

そっか・・・

俊介

うん・・・

俊介

美味しいね、ハンバーガー

結子

うん

俊介

帰ろっか・・・

結子

そうだね

結子

(俊介・・・)

麻結

面白かったねぇ映画!

結子

(あれ?また・・・)

麻結

はぁ私達も明日で卒業かぁ

浩介

んだなぁ

浩介

長いようで短かったな

俊介

そうだね

俊介

俺、このあと用事あるから帰るわ

浩介

?おう

浩介

また明日な!

麻結

また明日!!

結子

(なんか、俊介が違う?)

結子

わっ、私も!

結子

先に帰るね!

麻結

結子も帰っちゃうのー?

浩介

そっかぁ

結子

ごめんね!明日ね!

結子

待って!

結子

待って俊介!

俊介

あれ?どうしたの結子

結子

わ、わかんないんだけど

結子

なんか違うって思って

俊介

あー・・・

俊介

そんなことないよ?

結子

結子

俊輔嘘つく時鼻触る癖ある

結子

(あれ?)

結子

(私なんでこんなこと知って・・・)

俊介

あー・・・バレたか

俊介

あのな

俊介

おれ、今日麻結に告白しようと思ったんだ

結子

そうなの!?

俊介

うん

俊介

でも、出来なかった

結子

・・・どうして?

俊介

楽しそうなんだ、麻結が

俊介

俺には向けたことのないい笑顔で

俊介

浩介と笑うんだ

結子

そ、そんなこと知らないよ!

結子

俊介は麻結が好きなんでしょ!

結子

だったら!

俊介

いいんだよ・・・

俊介

大好きな麻結が

俊介

大好きな浩介が

俊介

幸せなら、それで・・・

麻結

良くない!

結子

!?

麻結

気になってあとをつけてみれば!

結子

麻結!?

結子

浩介は??

麻結

先に帰らした

麻結

なんで自己完結してるの??

麻結

俊介!!

俊介

だって・・・

麻結

私だって、言われなきゃ分からないよ!

結子

そ、そうだよ!

結子

言って楽になる、って言い方もあれだけど

結子

心に留めたままじゃ前に進めないよ!

俊介

結子・・・

結子

さぁ!

俊介

うん、ありがとう

俊介

・・・

俊介

麻結、ずっと好きでした

麻結

うん!ありがとう!

麻結

私は・・・

麻結

・・・

結子

麻結?

麻結

私、やっぱり浩介が好きなんだ

結子

え?今更?

麻結

何となくそんな気はしてた

麻結

けど、友達以上恋人未満的な・・・

結子

(今も昔も恋愛は厄介だなぁ)

俊介

分かってた

俊介

でも、言えてよかった

俊介

ありがとう、結子

結子

うん!!

結子

(俊介は本音を言う時)

結子

(眉毛が下がる)

結子

(知らない間に覚えてたのかな)

結子

(また、場面が・・・)

結子

(あれ?でもここ、私の家?)

麻結

いやほんと、あの時は驚いたね

麻結

まさか俊介が私の事好きだったなんて

浩介

んなー

浩介

取られなくてよかったよほんと

俊介

何だよその言い方〜

俊介

あの時結子が勇気づけてくれなきゃ、俺ずっと引きずったままだった

麻結

それでストーカーになってー?

浩介

人生崩壊コースー?

俊介

息ぴったりだなちきしょー

麻結

まぁ、私も

麻結

俊介が告白してくれたおかげで浩介のことが好きって確認できたし

浩介

甘酢っぺーなー

麻結

おっさんか

浩介

ゆーて俺ら30だぜ?

浩介

もうおっさんだよ

浩介

お前もお、ば、さ、ん

麻結

余計なお世話よ!

麻結

・・・結子、どこいっちゃったんだろうね

麻結

妊娠の報告もしてないのに・・・

結子

(え?私はここにいるのに)

結子

(もしかして見えてないの?)

浩介

半年前急にいなくなるんだもんな

俊介

いい大人だって言って警察も探してくれなかったしね

麻結

うん・・・

麻結

元気にしてるといいね

浩介

そうだな

俊介

結子なら元気だよ、きっと

麻結

信じるしかないね・・・

結子

(・・・どういうこと??)

結子

(私はここにいるよ!)

麻結

だ、誰か・・・

麻結

浩介・・・俊介・・・

結子

(あれ?今度は声だけ??)

俊介

大丈夫か!麻結!

俊介

浩介は??

浩介

ぶ、無事だ

浩介

でも・・・

結子

(なに??なんなの?)

結子

(暗くてよく見えない)

麻結

俊介・・・

麻結

この子をお願い!

俊介

ああ、今抱き上げるから!

麻結

ちがう!そうじゃなくて!

麻結

私は・・・もう・・・

浩介

俺もだ・・・

俊介

何言ってるんだよ!諦めるな!!

麻結

ごめん・・・

俊介

おい!もう少しで救助が来るから!

俊介

まだこの子の名前決めてないんだろ!?

俊介

生きろよ!!!

俊介

おい!麻結!浩介!

麻結

いいの、決めてあるの

浩介

多分、俺も同じこと考えてる

麻結

さすがね、私達

俊介

何悠長なこと言ってんだよ!

俊介

早く出てこ・・・

麻結

無理なの!!

麻結

私も浩介も、足が挟まって抜け出せないの!

俊介

そ、そんな・・・

浩介

じきにガソリンが炎に引火する

浩介

その前に早く!その子と遠くへ!

俊介

でも・・・

麻結

いいから行って!!!

麻結

お願いよ!

浩介

頼む、俊介

浩介

2人にしてくれ・・・

俊介

・・・分かった

浩介

ゆいこだ

俊介

え?

浩介

その子の名前はゆいこ

麻結

結ぶって書いて子どもの子

麻結

私たちを結んでくれたあの子と同じ名前!

結子

(私の、名前・・・)

浩介

佐々木浩介と

麻結

佐々木麻結、2人のかけがえのない子供!

結子

(佐々木!お父さんの苗字だったんだ!)

麻結

これからも、たくさんの人を結んで

麻結

その子自身も結ばれて幸せになるように

浩介

それが由来だ!

浩介

任せたぞ!

ボンっ

俊介

あぁ・・・ああああ

俊介

うっ、ううう

俊介

ごめん・・・ごめんな!

俊介

この子だけは、立派に育てるから!!

結子

(私・・・私は・・・)

結子

(・・・)

結子

(こんなにも大切にされてた命を・・・)

結子

(諦めてしまったんだ・・・)

結子

(そういえばお父さん、俊介って名前だった)

結子

(ちゃんと向き合えばよかった・・・)

結子

(ごめん・・・なさい・・・)

お父さん

結子?

お父さん

今日はな、満開に桜が咲いてるぞ

お父さん

3度目の春が来たぞ

お父さん

もう起きてもいいんじゃないか?

お父さん

・・・なぁ

お父さん

・・・

お父さん

今日も起きないか・・・

結子

しゅん、すけ・・・

お父さん

え?今なんて?

結子

あ・・・お父さん・・・

お父さん

お、おお・・・

お父さん

おかえり・・・

結子

うん・・・

結子

ずっとそばにいてくれたの?

お父さん

ああ・・・

聞いた話だと事故にあってしばらくは病院にいたらしい

幸い命に別状はなくいつ目覚めてもおかしくなかったが

目が覚めぬまま3年が経ったらしい

お母さん

お義父さんね、お医者さんが延命を諦めようとしても

お母さん

この子はまだ生きてるんですって

お母さん

ずっと傍で世話しててくれたのよ

結子

そうなんだ・・・

お父さん

結子は、結ばなきゃならない

結子

うん

お父さん

人の縁を、自分自身の縁を

結子

うん

私も夢の話をした

信じてもらえないと思ったが

お義父さんはすんなり信じてくれた

お父さん

あの時消えた結子は

お父さん

お前だったんだな・・・

お父さん

だから、麻結の妊娠がわかったちょうど同じ時期に姿を消したのか・・・

結子

・・・そういうことか

結子

お、お父さん

お父さん

なんだ?無理して呼ばなくていいぞ

結子

んーん、いい

結子

お父さんはお父さんだから

お父さん

・・・そうか

結子

ねぇお父さん

結子

なんでずっと黙ってたの?

お父さん

・・・お父さんな

お父さん

怖かった

お父さん

もしかしたら、どうして助けてくれなかったんだって

お父さん

どうしてお父さんとお母さんを置き去りにしたんだって

お父さん

仕方ないとしても・・・罪悪感でいっぱいだった

お父さん

もしかしたら助けられたかもしれないって

お父さん

結子に全てうちあけるのが怖かったんだ・・・

結子

・・・お父さん

結子

全部知ってるから、大丈夫

結子

お父さんは一生懸命2人を助けようとして

結子

でもどうしようもないことだってあるよね

お父さん

ううっ・・・

結子

ねぇお父さん

お父さん

なんだ?

結子

ここまで育ててくれてありがとう

お父さん

・・・おう

お父さん

今度墓参り行くか?

結子

うん!

結子

私幸せだよって、伝えなくちゃ

結子

俊介が麻結と浩介に怒られちゃうもんね

お父さん

ははっ、そうだな

お父さん

息ぴったりで、なんて言うんだろうな・・・

結子

ありがとうって

結子

きっとそう言うよ!

お父さん

俺も、結子は立派に育ってるよって

お父さん

ちゃんと伝えなきゃな

そう言った俊介の眉毛は

これでもかってくらいに下がっていた

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