ヤタガラス
さっき、みやびの事を家族と言い放ったな
ラウール
あぁ。
そりゃ俺の大切な家族だから。
そりゃ俺の大切な家族だから。
ヤタガラス
ならお前とみやびまとめてあの世に
送ってやる
送ってやる
ラウール
悪いがそれは無理だ。
ヤタガラス
は?
ラウール
お前は俺には勝てない
ヤタガラス
どこからその自信が湧く
後悔しても知らんぞ。
後悔しても知らんぞ。
ラウール
お前には守るものなどない
ラウール
だが俺には守るべき仲間たちがいる
ラウール
守るものがあれば強くなれる
ラウール
だからお前には負けない。
ヤタガラス
勝手に勝負つけてなんだよ!!
ラウール
もう最初から勝負は付いている
ヤタガラス
やってみないとわからないだろうが…
ラウール
なら1、2、3でやろう。
ヤタガラス
いいだろう。
ラウール
1…
ヤタガラス
2…
ラウール
3!(同時)
ヤタガラス
3!(同時)
バンッ!
ラウール
先に打ったのは
ヤタガラスだった…
がはっ…
喉に…
バタン
ヤタガラスだった…
がはっ…
喉に…
バタン
阿部ちゃん
おい!!無理すんな!!(インカム)
ラウール
最後にケリつける…
バンッ
ヤタガラス
………
ラウール
仲間は絶対死なせはしない…
ふっか
おい!!しっかりしろ!!
ラウール
ボソッ…
ふっか
どうしたんだよ!!
おい!!おい!!!!!
おい!!おい!!!!!
みやび
えっ…ラウ…?
ふっか
見るんじゃねぇ!!
みやび
ラウ?起きて…ねぇ…
起きてよ!!
ラウ!!!!!
起きてよ!!
ラウ!!!!!
ラウール
………………………
康二
おい!!どうしたんや!
ふっか
見るな…
阿部ちゃん
ハァハァ…ラウ!
こいつ…
ヤタガラスとの戦いで
打たれたらしい…
こいつ…
ヤタガラスとの戦いで
打たれたらしい…
みやび
ラウ…お願い…起きてよ…
阿部ちゃん
頼む…泣
ラウール
みやび…
康二
よかった…
俺用事あるから行くで。
俺用事あるから行くで。
ラウール
あぁ…行って来い。
康二
おう。
ラウール
クソッ…
そんな戦いは長く続かなかった…
阿部とラウは目を閉じ座り込んでいる…
ふっか
大丈夫か!?
阿部ちゃん
俺はいい…ラウが…
ラウール
………
ふっか
起きてくれ…
ふっか
ダメだ…
ラウール
ふっか…
ふっか
ラウ!?わかるか!?
ラウール
あぁ…
ふっか
お前の心臓が弱っている…
そのうち止まるぞ…
そのうち止まるぞ…
ラウール
それでもいい…
みんなが生きていれば…
最後まで戦い抜かないと…
みんなが生きていれば…
最後まで戦い抜かないと…
ふっか
馬鹿言ってんじゃねぇよ!!
ラウール
ふっか
ふっか
なんだよ!
ラウール
みやびと康二が危ねぇ…
ふっか
はっ?
ラウール
俺行ってくる…
ふっか
こんな状況で行かせれるかよ…
ラウール
俺が行かないと…
ラウール
ふっか、生きてろ
俺も生きて帰るから。
俺も生きて帰るから。
最後に笑顔を見せたラウは儚く 消えてしまいそうだった… そっと部屋から出た…
ふっか
止めたかった…
なのに止めれなかった
ラウは真剣…
あんなに傷を負ってもまで
仲間を守ろうとしてるから
行くなっていえなかった…
俺がこのチームを作っていなければ
ラウもみやびも
ラウの重症の傷だって負わせなかった…
俺のせいだ…泣
ただ悔しくてしょうがなかった…
なのに止めれなかった
ラウは真剣…
あんなに傷を負ってもまで
仲間を守ろうとしてるから
行くなっていえなかった…
俺がこのチームを作っていなければ
ラウもみやびも
ラウの重症の傷だって負わせなかった…
俺のせいだ…泣
ただ悔しくてしょうがなかった…






