時は流れ夜に
叶夢
なぁ
蘭
ん〜?
叶夢
本っ当にこれじゃなきゃダメなのか?
竜胆
うん
叶夢
なんで?
蘭
俺たちがこれがいいから
叶夢
マジで.....
叶夢
なんでいい年こいて腕枕なんぞされなきゃいけねぇんだよ!
叶夢
てか竜胆は後ろから抱きついてるし!
叶夢
寝苦しいわ!《竜胆を引きはがそうとする
竜胆
....離さない《手の力を強めガッシリくっつく
叶夢
はぁ〜....このバカ力野郎が
竜胆
あ"?
叶夢
ナンデモアリマセン
蘭
てかホントに叶夢って小さいのな♡
叶夢
あ"ぁ?《ドスの効いた声
蘭
ヒー(こっわ)
竜胆
(こっわ!どっから出てんだよ)
叶夢
小さい言うな小さいって...!
蘭
だって俺ら2人で包込めちゃうくらいじゃん
叶夢
お前らのガタイが良すぎんだよ!
竜胆
それ褒めてね?
叶夢
俺は155もあるんだよ!小さくねぇ!
蘭
155?
竜胆
めっちゃちいせぇじゃん
叶夢
んだとコラ!《竜胆の膝を後ろ足でける
竜胆
いって!
竜胆
おまっ!兄ちゃんには蹴らなかったのに!
叶夢
こいつのこと蹴ったら後で痛い目見るのは俺じゃん!
蘭
wwよく分かってんじゃん
竜胆
俺だって怒らすと怖ぇぞ!
叶夢
三ツ谷よりかは怖くないじゃん!
蘭
ピク
竜胆
三ツ谷の怒った時の怖さなんて俺は知らねぇよ!
蘭
なぁ叶夢さ〜《叶夢の顔を上にあげる
叶夢
あ?んだよ
蘭
三ツ谷好きなの?《満面の笑みを浮かべながら聞く
叶夢
あ?当たり前だろ?
蘭
ピク
竜胆
ピク
叶夢
それがどうしたよ?
蘭
なんでもねぇ(俺らしか見えなくしてやる)
竜胆
(なんかすっげぇムカつく)
叶夢
?
叶夢
んな事よりもう寝ようぜ?
蘭
ん〜そうだな
竜胆
おやすみ
叶夢
おやすみ〜
蘭
おやすみ〜
「か........」
「.......め........な.......」
「.....かな........め.......」
「叶夢......叶夢!.....」
「叶夢!」
叶夢
ビクッ
竜胆
叶夢起きろ!
叶夢
あ"〜?
蘭
目つきわっる
竜胆
声こっわ
蘭
でも起きたな〜?
蘭
じゃあ順番しろ〜《叶夢を持ち上げ、立ち上げらせようとする
叶夢
(頭いってぇ!!)
蘭
《手を離す
叶夢
(あ.....やべ)
叶夢
(倒れる)
バタン!(叶夢が倒れる)
叶夢
いっ........
竜胆
え?
蘭
やべ......
竜胆
叶夢!?大丈夫か!?
蘭
おーい無事か〜?
叶夢
(大声出すな....頭に響くだろうが)
竜胆
叶夢?おーい
蘭
意識はあるな
竜胆
とりあえずベットに戻そう.....
竜胆
《軽々と持ち上げそのままベットに戻す
蘭
大丈夫か?
叶夢
あぁ.........《小声
竜胆
熱は無いな.....
竜胆
とりあえずご飯作ってくる!
竜胆
兄ちゃんは叶夢のこと見てて
蘭
了解
バタン(ドアが閉まる)
蘭
大丈夫か?叶夢
叶夢
《こくりと頷く
叶夢
(だってただの低血圧ですから)
30分後
叶夢
蘭......
蘭
ん?
叶夢
俺....大丈夫だから
蘭
どこがだよ無理すんな
叶夢
じゃなくて...ホントに....
叶夢
ただの低血圧だから.....
蘭
低血圧?
叶夢
血圧が低いこと
叶夢
いつものことだから
蘭
いつも?
叶夢
起きて1時間位は起き上がらないでいれば大丈夫
蘭
本当に?
叶夢
うん
叶夢
だから少し待っててな
蘭
分かった
叶夢
(こいつ意外と心配性なんだな)