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あの頃は
ただただ幸せで
君の言葉に嘘はなくて
ただひたすらに
君の隣を独占できていたことに 胡座をかいていた
「好き」
「大好き」
「結婚しよう」
幸せな響き
その言葉に嘘はなくて
すごく心地よい響きだった
こんなこと初めてで戸惑ったけど
大好きな君に言われる毎日は
「しあわせ」
そのものだった
周りに隠れて手を繋いで
君の優しさを貪るようにキスをして
私だけのものにしようとして 体で繋ぎとめた
でも、壊れた
あっというまに 私の中の色が消えた
体は触れられるのに
心はあの子のことを想っている君
そんな君を見ていられなくて
私から精一杯のエールを送った
「さようなら」
きっとこれで良かったんだ
君にはあの子がいる
私は…邪魔者
きっとすぐに忘れられる…
…そう思っていただけだった
良い人になりたかっただけ?
自分にも嘘をつくの?
そう…
自分の気持ちを偽って
君の幸せを願ってるただの偽善者
本当は…
本当はね
君のこと誰よりも大好きで
誰にも渡したくないくらい大好きで
初めて将来を考えられた人だった
あの頃は言えなかったけど…
本当に心の底から大好き
考え方、言動全てが似すぎていて 君しかいないって勝手に思ってた
正直…
君だけは私を捨てないでくれる そう思った
だけど違った
私の大好きな君は そんな私に愛想つかして あの子のもとへ消えてしまうね
優しい君は俺が悪いしか言わないけど 私も悪いところたくさんあった
だからごめんね
あと少しだけ好きでいさせてください