ヒカリ
………
彼女は「天塚 光」、 平凡な女子高生。
学校ではいつも虐められ、 家ではいつも殴られる。
ヒカリ
ここは…えっと…(心)
ヒカリ
てか早く終わってー、
早く帰りたい…(心)
早く帰りたい…(心)
数分後…
ヒカリ
はぁ、全部終わった…
ヒカリ
…あれ?
??
…
ブーン…(車が走る)
ヒカリ
!
(ヒカリが必死に走る)
ヒカリ
危ない!
ドンッ…! (??を押す)
??
…?
ヒカリ
ッ…!
キキッー!!!!
そして私は○んだ。
タヒってこんなあっけないんだな…
ヒカリ
…え…?
ヒカリ
何…ここ…?
聞こえいるか?ヒカリ。
ヒカリ
だ、誰?!
私は神だ。
ヒカリ
か、神!?
突然だがお前は○んだ。
ヒカリ
え?○んだ?
ヒカリ
私、○んだ…?
当然の反応だな…
ヒカリ、お前今までに 絶望してただろう?
ヒカリ
そうだけど。
お前の辛い人生を変えてやろう!
ヒカリ
は?
お前の夢、なんだったか?
ヒカリ
『沢山の人を救う力を
手に入れたい』…だけど。
手に入れたい』…だけど。
そう!それだ!
その夢を次の世界で 叶えれば良いじゃないか!
ヒカリ
えぇっ!?
ヒカリ
でもそれって…
それでは、行こう!
ヒカリ
えっちょっ、まだ把握
出来てないけどぉぉ!?
出来てないけどぉぉ!?
ヒカリ
ん…あれ…?
ヒカリ
うわ…折角の制服が
汚れまみれに…
汚れまみれに…
ヒカリ
えっと、カバン…
ヒカリ
あ、あった…
ヒカリ
よいしょ…
ヒカリ
よし、あまり
味わない長旅を…
味わない長旅を…
宿屋の主
ちょっとあんた。
ヒカリ
えっ?
宿屋の主
服が汚れてるじゃないか!
宿屋の主
傷まみれだし…
ヒカリ
ああ…これですか…?
ヒカリ
別に、関係は…
宿屋の主
ほら、宿屋においで。
宿屋の主
代わりの服とかあげるよ。
ヒカリ
良いんですか…?
宿屋の主
なぁに、私は多くの人を
助けたいんだよ。
助けたいんだよ。
ヒカリ
えっと…
ヒカリ
…ありがとうございます…
宿屋の主
お前さんの代わりの服だよ。
ヒカリ
あ、ありがとうございます。
宿屋の主
さっきの服は綺麗にしとくよ。
ヒカリ
!、ありがとうございます!
宿屋の主
おや、手の甲にある紋章は?
ヒカリ
えっ、これですか?
ヒカリ
これって雷の紋章…?(心)
ヒカリ
地味に気付かなかった…(心)
宿屋の主
それは…聖なる雷を自由自在に
操る大魔法使いの紋章!?
操る大魔法使いの紋章!?
ヒカリ
え?え?
宿屋の主
お前さんがその
大魔法使いの子孫とは…
大魔法使いの子孫とは…
宿屋の主
良く見たら髪の色も
目の色も似ている…
目の色も似ている…
ヒカリ
何のことですか!?
宿屋の主
早く隠さなければならぬ…
ヒカリ
えっ、ちょっと!
宿屋の主
この手袋を付けてくれ。
ヒカリ
手袋…?
ヒカリ
よいしょ…(紋章がある方に
手袋を付ける)
手袋を付ける)
ヒカリ
これで良いですか?
宿屋の主
これでバレない…
ヒカリ
これってどういうことですか!?
宿屋の主
雷の紋章を持つ強き魔法使いを
ここにいると知られると
ここにいると知られると
宿屋の主
勝手に崇めるのだ。
ヒカリ
え?それなら良いんじゃ…
宿屋の主
村の者がお前さんを
閉じ込めて
閉じ込めて
宿屋の主
ここを教会にしかねない。
ヒカリ
ええっ…
宿屋の主
だから隠さなければならない。
ヒカリ
さすがにそれはヤバい…
宿屋の主
ほら、今日は泊まってきな。
ヒカリ
は、はい…
今の私は幸せになる 権利があるかもしれない。
強い雷の魔法かー…
この力で世界を 救ってみせる!
なんてね…