亜沙
ついに来ちゃったね…
朝陽
おう…
私達がこの場(地球)を去らないと行けない日が
私の名前は亜沙
14歳です
亜沙
あ、朝陽
亜沙
おはよう
朝陽
おお
亜沙
朝陽、元気ないよ?
朝陽
お前だって
亜沙
そりゃそうだよ…!!
朝陽
俺だって…
亜沙
まだここにいたい。。。
朝陽
……
いきなりこんな会話で申し訳ありません
私達が住む20xx年は地球温暖化が進み
私達はこの地球にいられなくなった
何故かというと、地球温暖化が進まないように色々なものを地球から無くした
そのせいで私達に影響をもたらすことが増えて
『人の数を減らせば不便も減る…?』
という考えを持った人が出てきた
だから私達は明日の誕生日に
殺されてしまうの
亜沙
…
朝陽
…
朝陽
朝陽
なんでこんな風になったんだろうな
亜沙
…
亜沙
(明日…か…)
花咲ゆり
あ、おはー!
亜沙
…おはよう
花咲ゆり
どうした?
朝陽
…
花咲ゆり
朝くんまで…
みんな
ザワザワ
拓海
その2人
拓海
明日が誕生日なんだよ
花咲ゆり
!?
花咲ゆり
…ごめん
花咲ゆり
何回も何回も…
亜沙
ううん
亜沙
大丈夫
そして、もう1つ言い忘れてた事がありました
私達が15になると全員殺される訳ではないんです
将来に役立ちそうな人は残される
だから学校がみんな小学校でも中学校でも別々なの
亜沙
…明日か
花咲ゆり
亜沙ちゃん…
朝陽
…亜沙
亜沙
…?
朝陽
今日人生が途切れる最後の帰り道
朝陽
一緒に帰ろうや!
亜沙
…分かった
亜沙
…
朝陽
大丈夫か?亜沙
亜沙
__じゃん
朝陽
亜沙
大丈夫なわけないじゃん…
朝陽
…わりぃ
亜沙
ねぇ
朝陽
?
亜沙
朝陽は怖くないの?
亜沙
明日が最後なんだよ?
朝陽
俺は
朝陽
俺は…
亜沙
あ、ごめん…
朝陽
流石の俺でも怖ぇよ
亜沙
亜沙
だった__
朝陽
亜沙
朝陽
俺はお前が好きだ
亜沙
!?
朝陽
俺たち同じ日に生まれてきたよな
朝陽
死ぬ時も一緒にさ?
亜沙
…
朝陽
俺がいるから。。。
朝陽
俺だって怖ぇけど亜沙がいる
亜沙
朝陽…
亜沙
ありがとう!
亜沙
じゃあ
ばいばい
亜沙
明日朝
朝陽
会おうな
亜沙
うん!(涙がこぼれる)