2話目すたーとですっ!
メイド
帝国の太陽のつぼみ
グルッペン様。
グルッペン
おはよう、
第6皇子といった皇族でも下の方にだろう。 しかしこのような待遇を受けるのは この容姿のおかげだ。きっと
綺麗な金髪に、真紅の瞳。 俺より上のはずの第五皇子は 茶髪に黒目という庶民によくいる顔つきのため全然住んでいる宮が違うもんな...。
メイド
帝国の太陽。国王様が今後の商売の話をしに来るそうです
強いていえば、ほかの皇子よりも商売や政治のことが分かることか。
グルッペン
今後帝国で売ろうと思っている品の用意もな
メイド
第6皇子様
メイド
甘味は何を出せばいいですか?
グルッペン
メイド
グルッペン
ご機嫌麗しゅうございますか?
父親
とりあえずお前も座れ
グルッペン
この名前が嫌いだ。 付けられたとしても呼ばれない名前など名前ではない。
父親
グルッペン
父親
グルッペン
他国との仲を良くするために
北側にあるE国の軽く暖かいと言われている毛皮を買ってみてはどうですか?
父親
グルッペン
そのため寒波にも耐えられると私は考えます
父親
さすが。私の息子だ。
グルッペン
父親
グルッペン
父親
グルッペン
父親
グルッペン
父親
護衛を買おうと思う。
グルッペン
適当に返しておけばコレはいい気分になっている。
父親
グルッペン
連れてこられたのは、蒸し蒸しとむさ苦しいオークション会場だった
父親
グルッペン
つまらない。
つまらない
死んだ目、しぼみきったオーラばかりの護衛なんて役に立つわけがない。
グルッペン
あのクソ親父はどんどん値段を上げ、たくさんのメイドとなりそうな女を買っている
ドクン、
と、心臓が鳴った
何故かわからなかった。 なにか運命に引かれているような感じで奴隷が出てくるステージに目を向けた
そこに出てきたのは 生きている自分と似ているが少し違う 深い紅。深紅の瞳をしていて 殺気を纏った黒髪の同い年らしい少年が出てきた
無意識に声を出していた
グルッペン
父親はこちらをニヤリ、と見て ザワザワと観衆が湧き上がっていた
そして、その儚い俺の護衛となる者は二億で俺に買い取られたのだ
グルッペン
何も興味が無いため、金を使ってなかったことにきがつき前から考えていた新しい国を自らで作る、という夢を叶えるために、護衛専用のオークション売り場から
外交関係専用のオークション会場に入り、前の方に腰をかける
しかしそこでも、心無しか。 志は低く、どれも無能に見える
やはり、運命なのか。 チラリ、とステージを見ると
狐目をした、茶髪のキレイな男性が目に入った。
グルッペン
グルッペン
二億と言ったら庶民が3世代ほど、不自由なく過ごせる金額だ。
そこまで二億がおかしいか。 観衆は先程と同様にザワザワと騒ぎ出す。 ステージに居た娼年も少々驚いた様子で舞台袖に引いていった
もう、運命のようなものは感じなく、 オークション会場から出ると 父親がこちらによって
父親
後で品は届く。今日は宮へ帰るぞ
グルッペン
人を品と呼ぶのも大雑把なことが分かる。 もしもこの父親と敵対することがあったら 直ぐに貿易を取りやめてやろう。と考えながらオニキス宮へと帰った
_拝啓。総統閣下へ。
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