スコットランド
誰かに呼ばれるような 感覚で目が覚めた。
見渡すと、見慣れない 豪華絢爛な部屋に スコットは居た。
一体だれが着替えさせたのか、 血だらけの軍服はどこにもない。
スコットランド
…血の匂いと味方の死が想起され、 最悪の気分である。
スコットランド
しかし出てきたのは嗚咽のみで、 胃の中身はからっぽだった。
スコットランド
何も食べていないな
まったく、こんな時にも きゅぅぅと小さく腹の虫が鳴いた。
イングランド
さっそくランチを
ご所望かな?
スコットランド
いま…何時…………
スコットランド
スコットランド
ここに居んだよ…!
イングランド
どうにも可哀想でね。
イングランド
スコットランド
スコットランド
イングランド
用意したよ。
スコットランド
イングランド
君は今日から、
ここで共に暮らすのだ‼
スコットランド
スコットランド
だから走るのは苦手なんだ。
イングランド
待ちたまえ…!!!
スコットランド
ぜぇ……はぁ………!
追いかけっこをするも、 二人してすぐに息が切れる!
イングランド
スコットランド!!!
イングランド
移動するから
そうなるのだろう‼
スコットランド
そっちもだろ!!!!
イングランド
疲れてきたぞ私は!!!
スコットランド
入り組んだ路地裏を抜け… ……たとみせかけて、 手前側に隠れる。
スコットランド
スコットランド
顔合わせられないだろ…!)
『俺のことが好きなら 拒むなよ』
確かにスコットは、 そう言ってしまった。
スコットランド
まともに喋れないな…//)
ゆらぁ……
スコットの真上に、 シルクハットの影が近づく。
イングランド
スコットランド
イングランド
逃げ隠れするのか、
イングランド
スコットランド
スコットランドが 戸惑っていると、
かぷっ。
イングランドは指を軽く 甘噛みする。
スコットランド
スコットは困り眉になり、 青い国旗を 赤く染め上げる。
イングランド
美味しそうな香りが
したもので♡
スコットランド
イングランド
蜂蜜の良い香りがする。
スコットランド
イングランド
答えを教えてあげよう。
イングランドは、 掴んでいたスコットの手を 自分の唇に当てた。
スコットランド
イングランド
君が暴きたかったものだ。
イングランド
隠し通せていただろう?
スコットランド
イングランド
隠さず伝えたい!
聞いてくれ、
イングランド
そうして再び、 確かめるように 手の甲にキスをする。
スコットランド
スコットランド
気付いてなかった
じゃないか。
イングランド
イングランド
イングランド
さぁ、一緒に王宮へ
戻ろうじゃないか!
スコットランド
英国
四国とも。
英国
ウェールズ
英国
アイルランド
英国
イングランド
英国
スコットランド。
スコットランド
英国
国はひとつになった。
英国
しっかり責任を持って
治めることだ。
英国
その一言に、深々と礼をする。
英国
スコットランド。
スコットランド
英国
少し残ってもらおう。
スコットランド
英国
戻っていいぞ
通りすがりざま、 スコットに笑いかける国々。
ウェールズ
ウェールズ
スコット…!
スコットランド
ウェールズもありがとう。
アイルランド
貴方を歓迎しますよ。
スコットランド
イングランド
いいでしょうか?
英国
重々しい空気の中、 大総統は口を開いた。
英国
もとい、我が国の北部。
スコットランド
英国
スコットランド
何を言われるのかと思ったら、
どこからか スターゲイジーパイを出し ぎこちなく笑った!
スコットランド
魚の頭が飛び出たパイは
スコットランド
威圧感じゃない!!!)
英国
遠慮なく食べてくれ
スコットランド
賜ります…ハイ。
スコットはその場で、 フォークを口に運んだ。
スコットランド
スコットランド
スコットランド
流石はイギリス家……、)
英国
「スコットに食事を」と
うるさくてな。
英国
あまりにしつこかった…
イングランド
褒められたことでは。
英国
英国
イングランド特製なのだ。
スコットランド
イングランド
君のために少し
頑張ってみた。
スコットランド
ありがとうなイング。
イングランド
イングランド
困ってしまうな。
スコットランド
イングランド
口に出してしまった。
悪いな、愛しのスコット。
スコットランド
ないだろ…っ!//
初々しくいちゃつく ふたつでひとつの国。
英国
部屋でやってくれないか
イングランド
そうさせていただきます!
さぁ行こうか!
スコットランド
………ほらよ。
そうして手をつないで、 一緒に部屋へ戻ったのだった。
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コメント
5件
もう正式になってしまった…←何に?
尊死†┏┛墓┗┓††┏┛墓┗┓†
イングぱいせん…もうやっちまえ☆






