好きな物がありました
動物が好き
絵が好き
歌うのが好き
音楽が好き
いつからか価値をつけました
この絵は○○点
この歌はダメ
価値があるものでなければ
存在してはいけないと
痛いくらいに思い知らされました
母は言いました
「あなたもそんなゴミばかり描いていないで」
「勉強しなさい」
どうやらこれはゴミみたいです
また歌を歌えば
「歌ばかり歌って歌手にでもなるの?」
「そんな夢は捨てなさい」
動物が好きで戯れていたら
「どうせ世話なんかしないのに」
「最後まで見れないんだから要りません」
好きな物は否定され
テストや勉強
そういったものでは褒められます
「学年1位なのね、今日はご馳走様」
「80でも頑張ったじゃない、好きな物買ってあげる」
絵は褒められずゴミ扱い
歌はやめろと否定され
動物は面倒だからダメ
一体何が許されるのでしょう
勉強
課題
塾
勉強
これの繰り返しです
休みたいと言えば
「置いていかれるから休むな」
私には
休む権利も
選ぶ権利も
最初から
何も無かったようです
まるで操り人形のように
されるがままの人生
壊されるも壊すも
糸を持った人次第のようです