あれからもう2年がすぎた。 わたしの思い出 大事な思い出 忘れたことなんてない
夏帆
あかり
4時間目の授業が終わって 購買のパンを買いに行く。 この学校の有名なメロンパン 急がないといつも売り切れてしまう。
タッタッタッ ドンッ
あかり
陽太
あかり
陽太
あかり
彼は足早に去っていった
なんとなく違和感を感じた
夏帆
あかり
そのあとお昼を食べた私たちは 普段の授業に戻った
キーンコーンカーンコーン
あかり
夏帆
あかり
私は教室を後にした
陽太
下駄箱を出たあたりで声をかけられた
あかり
陽太
あかり
陽太
あかり
唐突な彼の提案で 私たちは一緒に帰ることになった
帰り道が同じ方向だということだけ 少しの会話で分かった
陽太
あかり
陽太
あかり
陽太
あかり
あかり
陽太
陽太
陽太
あかり
繋がりがあったことから そこから会話が弾んだ
近くの公園で ブランコに乗りながら話した
なんだかとても 心地よかった
陽太
あかり
あかり
あかり
陽太
あかり
連絡先を交換して お互い解散した
あれから数か月 陽太とは何故か 毎日帰っていた 時間になると陽太が ひょっこりと現れる
夏帆
夏帆
あかり
夏帆
あかり
夏帆
陽太
急に教室に入ってきた 陽太くん
陽太
彼はいつも突然で
あかり
ときどき大胆
陽太
ザワザワザワザワ
急な告白だった 教室のど真ん中
あかり
あかり
陽太
ヒューヒュー
冷やかしの声 当たり前だよね。
でも読めない 不思議な彼にわたしは どんどん惹かれていった
陽太
いつもの帰り道 陽太が謝ってきた
あかり
あかり
陽太
陽太
あかり
陽太
あかり
次の日
陽太
あかり
陽太
あかり
少し照れている陽太を横目に 幸せな気持ちでいっぱいだった
陽太
あかり
自然と顔が寄ってきて わたしも答えて目を閉じた
一瞬のこと お互いの唇が触れた
陽太は頭に軽く ポンっと手を置いて 去っていった
私たちは 順調に交際進めていった
周りにも羨ましがられた
幸せを感じていた
ずっとこのまま2人で ゆっくりと 進んでいけると思っていた
ある日を境に 陽太が少しだけ 変わっていった
夏帆
あかり
あかり
夏帆
あかり
最近陽太は 帰りに何処かに行っている 最後に一緒に帰ったのは 1ヶ月前…?
浮気
考えたことのない言葉が頭に巡った
その日の夜
あかり
あかり
陽太
陽太
陽太
あかり
あかり
陽太
陽太
陽太
陽太
嫌な予感。 聞きたくない気持ち
あかり
ドクンドクン
陽太
あかり
あかり
あかり
あかり
あかり
陽太
陽太はごめんしか 言わなかった
あかり
あかり
返事が返ってくることは無かった
その日は眠れなかった 涙が止まらなかった こんなに泣いたのはいつぶり? 中学生ぶりかな
怪我をして 走ることが出来なくなった あの日ぶり
学校は何事もないようにすぎて行った
ある噂も耳にした
陽太のこと
学校にはこなくなった陽太 あの日を境に
よくない噂を耳にすることもあった
わたしは何事もないかのように 日々を送っていた
ポッカリと穴が空いている心は 無視をし続けていた
夏帆
あかり
夏帆
あかり
夏帆
突然渡された 小さな紙切れ 四つ折りになった 小さな紙切れ
中には 「話があります 16時に体育館裏で」
16時
呼び出された場所に来ていた
樹
あかり
そこにはD組の 吉田樹くんがいた
陽太くんといるところを 何度か見た事がある
樹
なんでこの人たちは いつも唐突なんだろう
何故か懐かしくて 卒業する事が悲しいのか 思い出のたくさん詰まった 温かい記憶が 蘇ったのか
ポロポロ涙が落ちてきた
あかり
樹
樹
なんのことだろう
樹
ドクドク またあの日のような嫌な予感
樹
樹
樹
樹
わたしなんて馬鹿なんだろう あの時もっと話を聞いてあげれば 苦しい思いをしていたことに 気づかなかった 浮気なんて思っていた
陽太のことを 耳に入れないようにしていた
あかり
頭が思い出をめぐらせる
樹
樹
樹
あかり
わたしは泣き崩れてしまった
あれからもう2年がすぎた。 わたしの思い出 大事な思い出 忘れたことなんてない
初心者です。 続きも書こうかなと…思ってます。 文章が不安定なところ多いですが 読んでいただけたら嬉しいです。
コメント
2件
とても良かったです!
めっちゃすきです!