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アウラウラ
4
なっちゃん
114
୨୧ k i r i
4,352
鬼側の医療機関。 遥ちゃんの処置が終わり、 四季くんとお父さんがそばにいると―― コンコン。 扉が開く。 そこに立っていたのは、 警察官の姿をした神門くんだった。 四季くんはすぐに警戒する。
一ノ瀬四季
神門くん
一ノ瀬四季
神門くん
一ノ瀬四季
神門くん
神門くん
神門くん
神門くんは遥ちゃんを見る。
神門くん
神門くん
四季くんは表情を変える。
一ノ瀬四季
神門くん
神門くん
お父さんが真剣な表情になる。
一ノ瀬剛志(いちのせ たけし)
神門くん
一ノ瀬四季
神門くん
神門くんが話を終えると、 遥ちゃんは少し迷ったように口を開く。
一ノ瀬遥
みんなが遥ちゃんを見る。
一ノ瀬遥
一ノ瀬四季
遥ちゃんは小さく頷く。
一ノ瀬遥
一ノ瀬剛志(いちのせ たけし)
一ノ瀬四季
二人は部屋を出て、 廊下で待つことにした。 部屋に残ったのは、 遥ちゃんと神門くん。 神門くんは静かに尋ねる。
神門くん
遥ちゃんは少し俯く。
一ノ瀬遥
一ノ瀬遥
神門くん
一ノ瀬遥
神門くん
一ノ瀬遥
一ノ瀬遥
神門くん
神門くん
遥ちゃんが神門くんに話をしていると―― ピコン。 静かな病室に、 遥ちゃんの携帯の通知音が響く。
一ノ瀬遥
携帯を見ると、メッセージが届いていた。 送り主は――
一ノ瀬遥
神門くんが気づく。
神門くん
遥ちゃんは画面を見たまま呟く。
一ノ瀬遥
神門くん
一ノ瀬遥
神門くん
一ノ瀬遥
神門くんの表情が変わる。
神門くん
遥ちゃんは画面を見つめる。
一ノ瀬遥
神門くんは静かに言う。
神門くん
一ノ瀬遥
神門くん
医師は検査結果 の資料を静かに閉じると、 遥ちゃんたちへ向き直った。
医師
一ノ瀬四季
医師
一ノ瀬遥
医師
四季は少し表情を曇らせる。
一ノ瀬四季
医師
一ノ瀬遥
医師
医師
その言葉を聞いた四季は、 遥ちゃんの頭を優しくぽんと撫でた。
一ノ瀬四季
一ノ瀬遥
一ノ瀬剛志(いちのせ たけし)
一ノ瀬遥
一ノ瀬剛志(いちのせ たけし)
一ノ瀬遥
夜の病室。 消灯後の静かな病院。 ガラッ。 病室のドアが開き、 入ってきたのは 姫乃ちゃんと莉愛ちゃんだった。
一ノ瀬遥
莉愛
姫乃
一ノ瀬遥
その言葉を聞いた姫乃ちゃん は苛立ちを隠せず、 遥ちゃんを突き飛ばした。 遥ちゃんはベッドにぶつかり、 体勢を崩す。
姫乃
莉愛
姫乃
莉愛
そう言い残し、 二人は病室を出て行った。
その瞬間、廊下から足音が近づいてきた。
看護師
言葉が止まる。 遥ちゃんはベッド の横に倒れ込んでいた。 額には切り傷があり、
そこから血が流れている。 腕や肩には殴られたような 痣がいくつも残り、 制服代わりの病衣も乱れていた。
看護師
医師は額の傷を確認し、 看護師が止血処置を行う。 全身を診察すると、 新しい打撲痕が何か所も見つかった。
医師
看護師
病棟は一気に緊張した空気に包まれ、 病院スタッフは遥ちゃんの 治療と安全確保のため、 慌ただしく動き始めた。
看護師
一ノ瀬遥
一ノ瀬遥
医師
一ノ瀬遥
一ノ瀬遥
看護師
医師
医師
一ノ瀬遥
看護師
医師と看護師がしばらく 黙って遥ちゃんの様子を見る。 やがて、看護師が小さく息を吐いた。
看護師
看護師
看護師
その名前を聞いて、 遥ちゃんは少し驚いた顔をする。
一ノ瀬遥
看護師
一ノ瀬遥
看護師
一ノ瀬遥
看護師
その頃、病院の廊下では――。 神門さんが、まだ何も知らずに 遥ちゃんの病室へ向かっていた。
病室のドアが開く。 ガラッ。 神門くんが入ってくる。 そして、ベッドにいる 遥ちゃんの姿を見た瞬間、 表情が変わった。 額には包帯。 腕には傷の跡。
神門くん
一ノ瀬遥
神門くん
遥ちゃんは目を逸らす。
一ノ瀬遥
看護師が代わりに説明する。
看護師
その言葉を聞いた瞬間、 神門くんの表情が険しくなる。
神門くん
でも、すぐに遥ちゃんの方を見る。 怒りよりも先に、心配が浮かんでいた。
神門くん
一ノ瀬遥
神門くん
一ノ瀬遥
神門くん
一ノ瀬遥
神門くんは しばらく黙ったあと、 静かに答える。
神門くん
神門くん
神門くん
一ノ瀬遥
看護師
神門くん
看護師
神門くん
神門くん
すると―― ピコン♪
馨さん
馨さん
メッセージを送り終えると、 既読がつく。 少し間が空き、 返信が届いた。
遥ちゃんは その言葉を読んで、 小さく微笑む。
すると、すぐにもう一通届く。
遥ちゃんは クスッと笑い、 返信する。
検査入院が終わった後、 故郷での用事が残っていたため、 一ノ瀬遥ちゃんだけが 先に羅刹学園へ戻ることになった。
一ノ瀬剛志(いちのせ たけし)
一ノ瀬遥
一ノ瀬四季
一ノ瀬遥
一ノ瀬四季
一ノ瀬遥
一ノ瀬遥
一ノ瀬四季
一ノ瀬遥
一ノ瀬四季
一ノ瀬遥
発車ベルが鳴り、 電車のドアが開く。 遥ちゃんは振り返り、 大きく手を振った。
一ノ瀬遥
一ノ瀬剛志(いちのせ たけし)
一ノ瀬四季
一ノ瀬遥
荷物を持って学園へ向かう。 まだ夏休み中のため、 校内はとても静かだった。
一ノ瀬遥
グラウンドにも校舎にも、 生徒の姿はほとんどない。 そんな中、職員室の前を通ると──。 ガラッ。
だのっち
一ノ瀬遥
だのっち
一ノ瀬遥
だのっちは 安心したように笑い、 遥ちゃんの荷物をひょいと持つ。
一ノ瀬遥
だのっち
一ノ瀬遥
京夜さん
一ノ瀬遥
京夜さん
一ノ瀬遥
一ノ瀬遥
保健室の扉から、 遥ちゃんがひょこっと顔を出す。 京夜さんはカルテ を書きながら顔を上げた。
京夜さん
一ノ瀬遥
「30分したら戻ってこいよ!」と、 だのっちが声をかける。
一ノ瀬遥
遥ちゃんは笑顔で手を振り、 校舎の外へ駆けていった。 夏休みの羅刹学園はとても静かだった。 生徒の姿はなく、 セミの鳴き声だけが響いている。
一ノ瀬遥
遥ちゃんが木陰へ 向かって歩いていると、 不意に背後から声がした。
桃太郎
一ノ瀬遥
振り返ると、 そこには桃太郎機関 の男が立っていた。
一ノ瀬遥
遥ちゃんが構えようとした瞬間、 男は桃色の光をまとわせる。
桃太郎
桃色の光が遥ちゃんを包み込む。
一ノ瀬遥
体がどんどん縮んでいく。 制服はぶかぶかになり、 袖が手を覆い、視線も低くなる。
一ノ瀬遥
声まで幼く変わっていく。 数秒後。 そこには五歳ほどの姿 になった遥ちゃんが立っていた。
遥ちゃん幼児化
不安そうに周りを見回す遥ちゃん。 男は満足そうに笑う。
桃太郎
そのまま立ち去ろうとした、その時。
月詠さん
静かな声が響いた。 男が振り向く。 そこに立っていたのは、 偶然学園の近くを通り かかった月詠さんだった。 月詠さんの視線は、 小さくなった遥ちゃんへ向く。
月詠さん
月詠さんはゆっくりと 遥ちゃんの前に立ち、 敵との間を遮る。
月詠さん
遥ちゃんは涙目で 月詠さんの 服の裾をぎゅっと掴む。
遥ちゃん幼児化
月詠さんはしゃがみ込み、 優しく遥ちゃんを抱き上げた。
月詠さん
月詠さん
保健室では京夜さんが書類をまとめ、 だのっちはソファに 座ってスマホを眺めていた。
だのっち
京夜さん
その時――。 ピピッ、ピピッ、ピピッ! 突然、保健室の警報装置が鳴り響く。
京夜さん
京夜さんが勢いよく立ち上がる。
京夜さん
だのっちも真剣な表情になる。
だのっち
京夜さんはモニターを開く。 画面には赤い点が表示されていた。 《侵入者を確認》 《場所・中庭》
だのっち
京夜さんも顔色を変える。
京夜さん
中庭へ近づいた、その時―― バサッ。 木陰のそばに、 見覚えのあるぶかぶかの 制服が落ちているのが見えた。
だのっち
だのっちが駆け寄る。 そこには、小さな女の子が 座り込んでいた。 制服は明らかに大きすぎる。
遥ちゃん幼児化
幼い声が聞こえた瞬間、 京夜さんは目を見開く。
京夜さん
その子は不安そうに二人を見上げる。
遥ちゃん幼児化
京夜さんは息をのむ。
京夜さん
だのっちは周囲を鋭く見回す。
だのっち
コメント
2件

コメント失礼します(* .ˬ.)" どの作品もとても大好きで楽しみに見てます 体調に気をつけて頑張ってください 応援してます 続きを楽しみに待っています
わあ……第12話、重かったです。遥ちゃん、川に落とされただけじゃなくて、病室でまで襲われて、しかも幼児化までされちゃうなんて……。特に姫乃ちゃんと莉愛ちゃんが病室に来たシーン、本当に胸が苦しくなりました。「あんたさえいなければ」って言葉、悪意がストレートすぎて怖かったです。でも、神門くんが「痛かったよね」って優しく言ってくれたところ、ほっとしました。馨さんとのやりとりも温かくて、少し救われた気持ちに。最後の月詠さんの登場もかっこよかったです!ただ、四季くんとお父さんがまだ知らないのが心配で仕方ないです……次が気になります!