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沙耶
もうこんな時間？！
沙耶
やばい、電車乗れないかも！？
珍しく寝坊した私は30秒遅れで電車に乗り遅れた。
沙耶
次の電車まで10分...
沙耶
遅刻だぁ...
沙耶
沙耶
バスあるっけ？
走ってバス乗り場へ行くと、学校前行きのバスがあった。
しかもあと１分で発車する予定だ。
沙耶
危なかったぁ...
ﾄﾞﾝｯ
沙耶
わっ、
沙耶
ご、ごめんなさいっ
？？？
？？？
大丈夫
？？？
こっちこそごめん
沙耶
すいませんでした
その人は、私の中学校の隣にある高校の制服を着ていた。
背が高くて、とてもさわやかだった。
沙耶
（かっこいい...）
「次は、○○中学校前です。」
沙耶
あっ、降りないと...
沙耶
小声）やっばい、いつも電車カードだったから、現金
持ってない...
持ってない...
運転手
急いでください
沙耶
沙耶
小声）...どうしよう
？？？
ｽｯ...
沙耶
え...そんな...
あの高校生が私の手に小銭を握らせた。
そしてバスを出ていく。
沙耶
（そっか、降りる所同じか...）
運転手
お客さん？
沙耶
あっ、すいませんっ！
あの高校生に感謝し、私もバスを降りた。
そして、彼の後ろ姿を見送った。
沙耶
かっこい...
奈菜
おっはよー
沙耶
わっ奈菜
沙耶
おはよ
奈菜
なんでこんなとこに突っ立ってんの？
沙耶
いや...なんでもないよ
奈菜
？？？
教室
圭太
お前なんで電車じゃなかったんだ？
沙耶
沙耶
寝坊
圭太
珍しいな
圭太
じゃ、どうやって来たんだ？
沙耶
バス
圭太
圭太
お前いなくて
圭太
寂しかった
沙耶
なにいってんの？
沙耶
馬鹿
圭太
お前がな(笑)
沙耶の恋は実るのか？！
そして圭太の好きな人が？！
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