俺と陸は、ある妊婦さんを助けた
いーことしたな!笑
陸
金、なくなっちゃったな!笑
翔
だな!笑笑
陸
今日はもう帰るか!
翔
うん!
翔
…陸、あのさ
翔
俺、デビューしたいな…
陸
え?
翔
やっぱ後輩に越される中で
翔
悔しい想いばっかりじゃ
翔
やだなって
陸
したいじゃねえだろ?
陸
するんだろ!?
翔
…だな!
翔
おう!
俺と陸は笑いあって
誓った
でも
キーーーーーーーー
甲高いクラクションの音が鳴った
トラックは
俺の目の前にあった
陸
翔ーーーーーーーーーー!
バンッ
内臓が抉れるほどの音と
ひりひり震える衝撃を同時に俺は受けた
額から紅色の液体が流れていく
陸
翔!
陸
おい…翔!
陸
おい!!!!!!!
泣くなよ
声にしたくても出来なかった
トラックの運転手は逃げたみたいだ
警察の車?
隊員
大丈夫ですか?
陸
翔が…!
救急車か?
ここで俺の記憶は終わった
つづく