こんばんは〜!!!
もうお前誰だよって 感じだと思うんですけど ぷ。です笑
今回もるぅころ 書きました!!!
なんか似たような話 書いた記憶 あるんですけど お許しくだせえ笑
看病系めっちゃ好きなんですよね
まぁ、私の好みは置いといて
暑すぎる日が 続いてるので 皆さん水分取って お身体には気をつけて!!!
では、どぞっ
君から一本の電話がかかってきた
電話越しに荒い息遣いと 苦しそうな声が聞こえた
こくん
こくん
君はすぐ無理をする
悪い癖だ
僕はすぐに家を飛び出して 君の家へと向かった
幸いなことに君の家は 僕の家からさほど距離はない
君が上京した時に 僕と仲が良かったこともあり 何かあった時の為にと 僕の家の近くに引越した
時折、昔はもっと今以上に 一緒にいたのを思い出す
こくん
片手を上げてタクシーを 捕まえて急いで君の家の 住所を伝えた
窓の外を眺めて いると君とよく行った コンビニが見えた
こくん
家からコンビニまで 競争して負けた方が アイスを奢って
たまにお酒を買って 近くの公園で 語り合ったりしていた
こくん
過去の思い出に浸っていると
君からの通知が届いた
「ころちゃん」 と、たった一言だけだった
僕の名前の呼び方も いつしか変わってしまった
なんて少しの 寂しさを感じながら
「もうすぐ着くよ」
と、返信をした
タクシーのおかげで 10分程度で君の家の 近くまでやってきた
コンビニに寄って 君の好きだったアイスと 風邪に効きそうなものを 適当に買った
小走りで君の家へ向かう
こくん
コンビニ袋が 時々足にぶつかる
まだ6月だと言うのに 蒸し暑く汗がつたう
君の家に着き インターフォンを押すと
君の声が聞こえて すぐに鍵が開いた
ドアを開けると 今にも倒れそうな 君が立っていた
こくん
るくん
るくん
こくん
体の軽い君を お姫様抱っこして
寝室まで運んだ
るくん
虚ろな目で 僕を見つめる瞳は どこか切なさを感じた
こくん
コンビニ袋の中から 冷えピタを取り出して 君の熱いおでこに貼った
前髪を軽く整えてあげると 嬉しそうに笑った
あたりは静かで 何となく緊張する
こくん
こくん
ここに居るのは少し 気まづくなって
逃げる気持ちで 部屋を出ようとすると
るくん
るくん
熱を帯びた君の手の平が 僕の腕を弱々しい力で 引き止めた
こくん
優しく髪を撫でる
るくん
君の言葉に驚いて 何も言えずにいると
るくん
涙目でこちらを見上げ 腕を握る力が強まった
こくん
君のベッドに腰掛けて 君に問いかける
るくん
るくん
こくん
熱のせいで思考回路が おかしくなってしまったのか
唐突な君の言葉が 脳内で何度も巡る
なぜその考えに至ったのか 全く理解ができない
るくん
それでも君は言葉を続けた
こくん
こくん
るくん
るくん
君は怒って僕に背を向けた
こくん
るくん
布団を頭から被り 余計に壁を作られてしまった
こくん
軽く頭を撫でて キッチンへ向かった
こくん
ご飯を作っている間 ずっと君の言った言葉の 意味を考えていた
女の子が好きそうな イメージもないし
むしろ女の子は苦手そうなのに
何故突然あんなことを 言ったのか
考えれば考えるほど 分からなくなるばかりだ
こくん
鍋をかき混ぜながら 脳内に浮かぶ 君の上目遣いに 胸を高鳴らせていた
あんなに甘えてくるのも 君が酔った時くらいだ
昔はよく介抱して あげていた
お互いに酔った時は 僕の理性を抑えるのに 必死だったこともある
メンバーである以上 関係を変えることは難しい
きっとこの思いを 打ち明ける日は こないかもしれない
君が隣に居てくれるなら それだけで十分
そうやって今まで 自分に言い聞かせてきた
こくん
辺りを見渡して 君がこの家に引っ越してきた ばかりの時が蘇る
家具の配置も 今のまま何も変わってない
新しく増えた家具はいくつか あるがほぼ同じだった
変わってない
この家も君に対する 僕の気持ちも
こくん
出来たてのお粥を持って 君の寝ている部屋へ入った
眠っている君の姿と 気持ちよさそうな寝息
数年前にも同じ光景を見た
あの時は酔いつぶれた君に 水を持っていった
名前を呼んでも起きなくて
近づいて君の顔を覗いて
まつげ長いなぁとか
横顔綺麗だなぁとか
そんなこと思いながら いつの間にか見入ってて
それから
それから...
やっぱり君が 好きだなって
苦しくなって 君にバレないように 涙を拭ったんだっけ
そしたら君が 寝言で僕の名前を呟いて
それで
君のおでこに
優しくキスをして その場を去った
これ以上もう近づいちゃ いけない気がして
あの日を境に 僕は君を避けるようになった
口ではお互い忙しくなって 遊ぶ時間も減って 距離ができてしまったなんて
言い訳をしてるけど
本当は怖かった
これ以上好きになって 取り返しがつかなくなったら
グループ活動にも 支障をきたしてしまう
るくん
こくん
君の声で我に帰った
るくん
むくりと体を起こして お粥に手を差し伸べる
こくん
るくん
こくん
るくん
るくん
僕はお粥を手に取って 息を吹きかけ 少し冷ましてから
君の口元へ お粥を運んだ
こくん
るくん
るくん
恥ずかしそうに 顔を赤らめながら 口を開いた
るくん
こくん
るくん
こくん
るくん
こくん
こくん
るくん
こくん
こくん
まるで過去の僕らに 戻ったみたいだった
このまま時間が 止まればいいのに
君との時間が 続けばいいのに
過去の僕も 同じことを思ってた
その願いは叶う事はないけど
きっとこの先も 君と居たら願ってしまうのだろう
るくん
るくん
るくん
僕の考えていた事を 見透かしたかのように 君は質問してきた
伝えるなら今しかない
君との距離が ずっともどかしかった
他の誰と仲良くしてても 何一つ埋まらなかった
心の穴ができてしまったこと
それが僕の最大の 悩みだった
こくん
るくん
るくん
こくん
深く深呼吸をして
心を落ち着かせる
こくん
こくん
こくん
こくん
こくん
こくん
るくん
こくん
君の顔を見て 僕は驚いた
笑いながら泣いている 君の姿が目に映った
それと同時に ゆがんだ視界から
自分が泣いていることに 気がついた
るくん
こくん
るくん
るくん
こくん
こくん
こくん
るくん
細くて柔らかい体を 強く抱き締めた
君が女の子になりたかったのは
僕と同じ願いを 持っていたからだったんだね
何度もこの恋を恨んだけど
やっぱり君でよかった
こくん
るくん
これからは 君が倒れる前に 僕が隣で支えるからね
僕の心に空いた穴は 一瞬で埋め尽くされて
愛で溢れた
コメント
29件
最高でした!✨フォロー失礼します🙇♀️
天才です!涙が止まりません🥹 ありがとうございましたm(_ _)m