死の願い2

ゆきは、生まれながらにもった 美貌を生かすため、

『 太田ゆき』として女優になり、 一躍時の人となった。

また、人のことを決して悪く言わない、『 善人 』と 評判になり、

子供から高齢者まで

皆が彼女に夢中であった。

ゆきの美貌と、その演技は、

その場にいる人達を惹きつけることなどは容易なことであった。

それほどゆきの主役としての 演技は素晴らしかった

だが、

ただ1人、 ゆきを嫌う人物がいた。

あやかの家にて……

ピピッ

ピピッ

録音完了。

ピピッ

めぐみちゃんって ほんと使えないんだよねぇー

視界に入るだけでイライラする

あやかは、録音した自分の声を ゆきの声に加工し、

匿名で、××テレビ局に提供をした。

そして、その録音テープは、

その日のうちに、 テレビや新聞に取り上げられた。

ゆきは、ネットやテレビで

叩かれ、バッシングを受け

どんどんゆきの評判は下がっていった

バンッ

お前が死ねェェエェえぁぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇエ

ピッピッピッピッ

いじめっ子B は？

何言ってんのこいつ笑笑

いじめっ子A 怖いんですけど笑

ピッピッピッ

いじめっ子A 何一人で笑ってんの、こいつ

いじめっ子B ほんとに頭おかしくなったんじゃない？

いじめっ子A 先生、どうにかしてくださいよ笑笑

先生 太田、お前大丈夫か？

ゆき ウハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ！

ゆき みんな死んだ！ お前らが悪いんだ！

ゆき 私は何も悪くない！

ゆき お前ら全員死ねよ！

ゆき あははははっ

ピッピッ

ピッ

ピィーーーーーーーーーーーーーーーー

プルルルル

プルルルル