この作品はいかがでしたか?
180
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みなみ
みなみ
無我夢中で走ってきたけど、
別に誰かに追いかけられてる訳じゃないんだから……
意味無いんだけど。
肩からズレた鞄を持ち直し、
息を整えながら歩いて進み出す。
そういえば…、
朝は朝で眠いし、
帰りは帰りで眠いから、
駅の周辺、ちゃんと見た事無かったかも。
いい機会。
美味しいケーキ屋さんでもあればご褒美に買っていこうかな〜
スマホを片手に、
歩きなれていない道を進んで行くと、
本当にケーキ屋さん発見。
わぉ…お洒落。
一瞬入るの戸惑ったけど、
自動ドアがあいちゃったんで入りマース。
西村拓哉
西村拓哉
みなみ
みなみ
みなみ
西村拓哉
みなみ
西村拓哉
お洒落なお店にはお洒落な服!
ここのケーキ屋の服、
くそ可愛い…
て、さすが私の天使。
着こなしてる。
…これ、拓ちゃんの為に作りましたかね?
誰も怒りません。
素直にそう言いなさい。
西村拓哉
西村拓哉
みなみ
みなみ
みなみ
みなみ
みなみ
西村拓哉
西村拓哉
西村拓哉
みなみ
みなみ
西村拓哉
西村拓哉
みなみ
西村拓哉
みなみ
みなみ
みなみ
"怖いよね、公開告白。…まぁ、こんにゃくくんと私しか居なかったけど。"
手早く私の指したフルーツケーキを取り、
綺麗に箱に入れていく。
"結構勇気あるなぁ、鈴木さんも。そんな風には見えんかった。"
そう言いながら、
お店の柄の袋を取り出した。
みなみ
みなみ
西村拓哉
みなみ
みなみ
西村拓哉
西村拓哉
"あ、今日早上がりやから一緒に帰ろうや"
完璧にケーキが収納された袋を受け取り、
駅へと向かった。
西村拓哉
みなみ
みなみ
みなみ
西村拓哉
西村拓哉
みなみ
みなみ
駅前で拓ちゃんを待つこと15分。
冷えすぎた手には、拓ちゃんが買ってきてくれたココアがじんわりしみて………。
暖かさ広がる幸せ。
やっぱり神様だよ。拓ちゃん。
西村拓哉
みなみ
カチッとココアを開けて、
じゅるじゅると飲む。
ちなみに拓ちゃんはコーヒー。
甘党の割には大人。
2人で缶片手に階段を登る。
でも冷えた体には階段を登り切った後には、
缶の中身は空っぽで。
2人で笑いながら
"捨てよか"
と、ゴミ箱にほいっと投げた。
西村拓哉
みなみ
西村拓哉
みなみ
西村拓哉
"いや、何でもない。"
そう言いながら笑って見せるけど、
本当は何でもなくない。…気がする。
なんかこう、
今鈴木さんとこんにゃく風雅くんが一緒に居る……
そう思うとモヤッとする。
気持ち悪い、
とっとと追っ払わなきゃ、
西村拓哉
みなみ
西村拓哉
みなみ
みなみ
みなみ
西村拓哉
みなみ
西村拓哉
みなみ
私を見て、
からかうようにクスクスと笑う拓ちゃんに、
べしべしと叩きまくる。
"あ、ほら、パスして"
こんな状況でもおかんを発揮してくるとこ…
優しい。
やっぱ私のお嫁くる?
パスモケースがぶら下がってるのをキャッチし、
匠の技でピッと押す。
もう先で待っていた拓ちゃんの横に寄って、
"ごめんごめん、手こずった"
と軽い言い訳。
生憎もう笑ってもくれないくらい程度に慣れた拓ちゃんは、
べしっと私の頭を叩いて、
"行くで"
とすいすい進んでいく。
みなみ
西村拓哉
西村拓哉
パッと振り返った拓ちゃん。
思ったよりキラキラして見えて、
少しモヤモヤが吹き飛んだ気がした。
コメント
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西畑大晴くんね笑笑 最高の同期!
西畑 大晴 「ワイパー!!」←
クイックルーワイパァ〜 ストロング!←