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城神神河
ただいま
お母さん
おかえりなさい
城神神河
母さん
お母さん
何？
城神神河
今日友達が遊ぼうって誘われたんだけど
お母さん
ダメよ
城神神河
そうだよね
お母さん
あなたは将来医者になるんだから
お母さん
みんなの役に立ちなさい
城神神河
分かったよ
僕はずっと母さんの言う通りにしている
理由は母さんはずっと僕を愛してくれている
父さんはずっと前に家を出てそれきり
だから母さんの期待に応える為に
友達と遊ぶ時間も削って
必死に勉強、勉強、勉強
勉強をがんばった
でも
現実はそう甘くなかった
城神神河
なんで夜中にトイレ行きたくなったんだろう
お母さん
あの子が医者になれば私はもう働かなくていいなんて
お母さん
なんで最初に思いつかなかったんだろう！
城神神河
え？
お母さん
将来が楽しみね
城神神河
はは、あはは
この時僕は絶望した
母さんが裏切ったなんて信じられなかった
もうこんな親とは暮らせない
だから僕は
城神神河
母さん
お母さん
どうしたの？
城神神河
僕はここを出ていくよ
お母さん
え？
城神神河
それじゃあ
お母さん
嘘でしょ？
ガチャ
お母さん
待って！
バタン
お母さん
あっ
城神神河
今まで感じた事ないな
城神神河
この解放感
城神神河
もっと奥に行くか
城神神河
こんなにきれいだったんだね
店員さん
おい！そこの兄ちゃん！
城神神河
僕ですか？
店員さん
そうだ！飲み物飲むか？
店員さん
今日は暑いからな！
城神神河
あ、ありがとうございます
城神神河
それじゃあスポーツドリンクください
店員さん
はいよ！
チャリン
店員さん
ありがとな！
城神神河
こちらこそありがとうございます
城神神河
はぁー！
もう誰かに縛られるのは嫌だ
これからは僕らしく
自由に！
常連さん
すげぇな
マスター
そうでしょう？
常連さん
うんうん！
マスター
最近また暑さが戻ってきてますからね
常連さん
気をつけないとな！
マスター
そうですね
常連さん
マスター！
マスター
はい何でしょうか？
常連さん
またあしたな！
マスター
はいまた明日〜
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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