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誰かに誇れるものなんて何もなくて
明確な夢や目標も1つもない。
そんな無為に生きてきた人生の中で、
偶然にも1冊の"本"に出会った。
それは俺に夢を与えてくれた
目標を与えてくれた
その日、見えていた世界はゆっくりと
変わり始めた
そして、
大切な女の子に出会った
記憶喪失の君と、君だけを忘れてしまった僕。
何の前触れもなく、
飛行機の機内で何かの破裂音が響いた。
乗客に動揺が走り、
すぐに客室乗務員が
「原因究明までしばらくお待ちください」
とアナウンスする。
機内に白い煙が立ち込めてきて、
それとほぼ同時に酸素マスクが落ちてきた。
乗客はみな不安の声を上げて、
客室乗務員たちはそれを必死になだめ続ける。
やがて飛行機は激しく揺れ始めた。
まるで、レールのないジェットコースターを走るように。
飛行機は加速的に地下へ落下していく。
もう上かも下かもわからず、
様々なものが宙に浮いている。
そしてわずか数十秒後、
飛行機は山の斜面へと墜落した。
大空に広げられた巨大な両翼は、粉々に砕け散った。
新緑の山の斜面は、まるでその1部が切り取られたかのように赤く染まり、
轟々(ごうごう)と燃え盛っている。
黒煙が立ち上がるその景色は、まるで
地獄のようだった
その地獄のような光景を、空からマスコミのヘリが追っている。
声の高い女性アナウンサーは、
必死に現場の様子を中継していた____。
『乗員乗客合わせて405名を乗せた 航空機は───』
乗員乗客405名を乗せた日本国籍の航空機が、山の斜面に墜落した。
現時点で死傷者の数は不明。
後に、歴史に残る大事故となるだろう。
yuan