テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

アランと侑がスパイク練習をしているのを見て

アランのスパイクをレシーブしたくなってしまったので

スパイク練に参加した

尾白アラン

レフト!

宮侑

アランくん!

2人の掛け声で柔らかい弧を描いていたボールは

突然鋭い武器となった

それを俺はレシーブし

セッターがいるであろう場所にボールをおくる

だが

この練習をしているのはアランと侑と俺。

3人だけだ

俺のいるコートには俺しかいないので

もちろん俺がレシーブしたボールはトスをあげられることも無く

ストンとボールは落ちた

尾白アラン

くっそ!北に上げられた!

尾白アラン

結構今のスパイク良かったと思うんやけどなぁ

尾白アラン

ナイスレシーブ!

北信介

アランもナイスキーや

宮侑

うーん

宮侑

けどせっかく北さんが繋いでくれたボールを落とすのは勿体ないなぁ

侑は悩む素振りを見せると

周りをキョロキョロと見回す

すると

お目当ての人物を見つけたのかパッと顔が明るくなった

宮侑

サム!

そのお目当ての人物は宮侑の双子の片割れ

宮治だったようだ

侑に呼ばれた治は自主練を止めて

こちらに歩いてきた

宮治

なんやツム

宮侑

俺ら今3人で練習してんねん

宮侑

北さんがアランくんのスパイクをレシーブしてくれるから

宮侑

それをトスしてくれや

宮治

えートスー?

宮治

俺打つ方がええんやけど

治は侑の要望に顔を顰めた

もちろん治は侑と同じセッターではなく

ウイングスパイカーなのだから

ウィングスパイカーはレシーブかアタックだ

トスは二段トス以外滅多にあげないので当然だろう

宮侑

別にええやんかー

宮侑

減るもんやないし

宮侑

まさか…

宮侑

今まで俺と同じような練習来てきたくせに

宮侑

二段トスの一つや二つもできんのですかー?

宮治

はぁ!?

宮治

できるに決まってるやろ!

宮治

何言うてんねん

宮治

こっちは

宮治

俺のトスが上手すぎてセッター奪ってまうから

宮治

配慮してあげたんに!

宮侑

はあ?

宮侑

サムごときが俺のトスにかなうわけないやろ!

宮侑

夢見るのも程々にしとき!

また双子が喧嘩している

これはいつもの事だ

いつもここら辺で俺が2人の前に現れて怒って…

けど、今日は

何故か

怒れない

尾白アラン

おい!お前ら!

尾白アラン

またそんな喧嘩しとると北に怒られるで!

俺が双子の喧嘩に入らずただたっていると

アランが代わりに止めに入った

アランの言葉に双子ははっとなり

恐る恐るこちらに振り向いた

それは世界の終わりで絶望しているような

そんな顔だった

尾白アラン

ほら、北もなんか言ってやれって

ぼーっと双子の顔を見ていると

肩に手を置かれて我に返る

北信介

あぁ、なんや

尾白アラン

え?いや、双子に怒ってやれって言ってんけど…

尾白アラン

北ほんま今日大丈夫か?

尾白アラン

いつもしっかりしてるのにぼーっとしてるから心配なんやけど

尾白アラン

熱でもあるんか?

そう呟いて俺の顔を凝視するアランに

真顔で大丈夫と言うことしか出来なかった

今日は

俺にもわからんけど

何故か

怒れなかったんや

第2話がこんなに早く投稿できるなんて思いもしませんでした

今週中は結構時間に余裕があるので書きだめできるうちにしようと思います

loading

この作品はいかがでしたか?

200

コメント

1

ユーザー

1話2話読んできました👍最高です(^q^)

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚