昨夜は赤ちゃんモードMAX🍼 🌞今朝もその続きです(ふたりともとろけてます)
滉斗が目を開けると、そこには、 ぴたっと腕の中にすっぽりおさまって眠る元貴の姿。
寝癖、ちょっとだけ口開いてる、ぐっすり。 天使超えて、もうこれは世界遺産。
若井滉斗
(無理。朝から尊い。すでに限界)
そーっと動こうとした瞬間——
大森元貴
……どこ行くの
掠れた声で、ふにゃっとした顔のまま、 腕をぎゅぅぅって絡めてくる。
若井滉斗
わ、元貴、起きてたの?
大森元貴
んー……起きたくない……。滉斗のとこ、落ち着く……
若井滉斗
(…………死亡)
大森元貴
……なんで先に起きてんの
若井滉斗
いや、なんか嬉しくて目覚めちゃって……元貴が隣にいる朝、最高すぎて……
大森元貴
……じゃあ、もう一回寝かせて。なでて
若井滉斗
っっっわかった!任せて!!いくらでもなでなでする!!
滉斗は元貴の髪をそっとなでながら、 ぎゅっと後ろから抱きしめる。
大森元貴
……ちょっと、あったかすぎ
若井滉斗
うん、元貴も……あったかい
しばらくして。
若井滉斗
ねぇ……今日ってさ、俺、ずっとこのまま元貴抱っこしてていい?
大森元貴
んームニャムニャいいよ
大森元貴
今日……学校休む?
若井滉斗
……俺、元貴がその気なら即休む
大森元貴
……バカ。でも、もう少しだけ……甘えさせて
若井滉斗
…っ、もちろんです
この朝は、 目覚ましも、登校も、外の音も全部忘れて。 ふたりだけのぬくもりが、 “好き”の続きだった。







