リナ・センシャー
……………
リナ・センシャー
えええええ?
女王様
そんなに驚くこと?
リナ・センシャー
驚くよ!
エルシア
敬語!
女王様
こら!
リナ・センシャー
いいですよ…女王様
女王様
でも…
リナ・センシャー
敬語…ですね
リナ・センシャー
分かりましたよ…エルシア
エルシア
分かればいいんだ!分かれば!
女王様
ごめんなさい…ウチのエルシアが
リナ・センシャー
全然大丈夫です
リナ・センシャー
で、
女王様
で?
リナ・センシャー
なぜオレを女王に?
ナカジマ
それは簡単だよ
女王様
待って!私から説明をしたいわ!
ナカジマ
分かりましたよ…女王様
リナ・センシャー
?
女王様
私は今40歳よ
リナ・センシャー
はい
女王様
女王は40歳で辞任なのよ
リナ・センシャー
はい!分かっておりますが、
リナ・センシャー
なぜ私なのでしょうか!
女王様
そんな…一人称を変えるまで私のために敬語を…うぅ
リナ・センシャー
そんな事はどうでもいいんです!
エルシア
はぁ?おま…
女王様
そうね
エルシア
え?
女王様
そんな事はどうでもいいのよね
リナ・センシャー
あなたの子供は?
ナカジマ
そうですね…タイニーはどうされたのでしょうか?
女王様
分からないわ
リナ・センシャー
え?自分の子供でしょう?
女王様
そうよ…私の子供
女王様
でも…あの子私に毎回、行き先を教えないのよ
リナ・センシャー
そうなのですか
女王様
今は…もう五年も会ってないわ
リナ・センシャー
そんなに…
ナカジマ
っ……
リナ・センシャー
だからって…何故私を?
女王様
あなた…作戦を立ててたでしょう?
リナ・センシャー
確かに立てましたけど…
女王様
その時にあなたは輝いて見えたわ…
女王様
あなたに力を感じたのよ
ナカジマ
リナに?力を?
リナ・センシャー
そんなオレは何もできない出来損ない底辺ですよ?
リナ・センシャー
それにまだ新兵と呼んでもおかしくない…
女王様
いいえ…それは誤解だわ
女王様
新兵は入ってから一年経ってない人のことを言うのよ
リナ・センシャー
え…
リナ・センシャー
それじゃ…
女王様
そんなに女王になるのがイヤ?
リナ・センシャー
そ…そんな訳じゃ…
エルシア
女王様がそんなに言っているんだ!
エルシア
早くなれ!
リナ・センシャー
エルシア…あなたは警備員?
エルシア
そうだ!
リナ・センシャー
なにの?
エルシア
女王様の周りを警備する…それ以外ないだろう?
リナ・センシャー
オレが女王様になったらエルシアはオレの警備をするって意味?
女王様
いいえ…違うわ
女王様
一代目の女王様から私の代まで全ての女王様はまだ生きておられる…
女王様
何故だと思う?
リナ・センシャー
分かりません…
リナ・センシャー
強いから…でしょうか?
女王様
違うわ…
女王様
警備員が付いて居られるからよ
リナ・センシャー
え?まだついて?
女王様
そう
女王様
女王様を死ぬまで護らなければ行けないの
リナ・センシャー
これはルール…ですか?
女王様
そうよ
リナ・センシャー
ならオレの警備員は?
女王様
そうね…それは先代の女王様が決めることよ
リナ・センシャー
そう…ですか
女王様
そうね…ナカジマ
女王様
あなたで、どうでしょう?
ナカジマ
ぼ…ボクですか?
女王様
そう…あなたよ
リナ・センシャー
ナカジマなら安心できます
ナカジマ
分かりました…ボクがリナのお世話役になりますよ
リナ・センシャー
へぇ〜ならオレも女王様とやらに…なりましょうかね
ナカジマ
それは光栄ですね…
女王様
決まりね!これからも…よ・ろ・し・く・ね!
女王様
二人とも!
バタン
ナカジマ
………ハァ…第1代目の女王様は何をされているんだ?
リナ・センシャー
なんの話?
ナカジマ
?明日からお前が女王の話
リナ・センシャー
あしたから?
リナ・センシャー
え〜
ナカジマ
がんばれ!
リナ・センシャー
嫌だよ〜
リナ・センシャー
(第一代目って…もしかして変装?)
リナ・センシャー
(そんなわけがないか…)







