あの日の後悔1

私は、大人しくて、友達がいない。

そんな私の運命の歯車が回り始めたのは、今から2年前

詩織は、誰にでも喋りかける事でクラスの有名人状態だった

独り言が多くて、誰に喋りかけてるの？って。詩織のこの性格は、天然って言うのかな

また独り言。勇気を出して、喋りかけてみた。

それが、忘れられない、私の初めての友達ができた瞬間。

ゲームの趣味が一緒だったり、ふざけるのが楽しくて、どんどん仲良くなっていった。

自分でも気づいていなかった。

この時の自分の気持ち。

何かが違う。

こんなに楽しいはずなのに。

友達じゃないような。

複雑なこの気持ちは

何？

私、詩織の事好きだったのに

愛してるになったの？

わかんない

……

私、詩織の事、愛してるんだ。