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私の存在価値#3

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私の存在価値#3

1 - 私の存在価値#3

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2018年06月05日

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こんなにも早く♡たくさんありがとうございます。

この調子だと今日中に完結してしまうのではないかと思うほどです。笑では、どうぞ。

この話は美夢が20歳になるまでの人生を描いた物語。

両親の離婚、父親からの軽い性的虐待。

少しずつどん底へと堕ちていく美夢。

私は少しずつ堕ちていく自分に身を委ねるしかなかった。

小学6年。冬。

ある日私の携帯に知らないメアドからメールが届いていた。

久しぶり、お母さんです。と。

美夢

っ!?お母さん!?

美夢

メール返した方がいいのかなぁ。

美夢

でも。パパにバレたら...。

そう思いながらももしかしたら母が帰ってきてくれるのではないかという期待を胸に返事を返した。

美夢

「久しぶり!元気だよ!」...っと!

美夢

でも、どうして急に??

美夢

まぁ、いいか。考えてもわかんないし。

数十分経過して母から返事がきた。

それから毎日、母とメールを続けていた。

そうして何日か経ったある日の夜。いつも酒など飲まない父が珍しく晩酌をしていた。

美夢

(言うなら今日しかないっ!)

そう思い、母とメールで連絡を取り合っていることを告げた。

パパ

あいつから連絡がきたのか。

美夢

うん。

パパ

呼べ。

美夢

えっ??

パパ

お母さんをここへ呼べ。

美夢

え、今?

パパ

あたりまえだろ。

美夢

わ、わかった。一応メールしてみる。

美夢

「パパが家に来ればって言ってるよ」っと。

数分後、母から「今日は夜遅いから迷惑でしょう」という返事が返ってきた。

それを父に告げると

パパ

酔ってるから大丈夫とか適当に言っておけ。

パパ

来るなら今日しかチャンスはないとな。

美夢

わかった。

そうやってやり取りを続けるうちに、母の方が折れ

「わかった。今から行く」と返ってきた。

父が母を呼んだ理由はなんとなくわかっていた。

きっと女が必要なのだろう。きっと何をされても母の事を嫌いにはなれなかったのだろう。

その考えはきっと間違ってはいなかったと思う。

そうこうしているうちに、家に母がきた。

父は怒るわけでもなく、母と他愛のない話をしていた。

久しぶりに見た母は少し綺麗だと感じた。

次の日、母を含め家族5人で話し合いが行われた。

パパ

お母さんに帰ってきてほしいかをお前らで決めろ。

藍香

私は家事をしっかりしてくれるなら、帰ってきてもいいと思う。

美夢

美夢はお母さんに少しでもいいから化粧をしてほしい。

美夢

それを約束してくれるなら帰ってきてもいいと思う。

優香

私はゲーム買ってくれるなら。

皆それぞれの条件や約束事を伝え、母は全て了承した。

それからはまた、家族5人での生活が始まった。

そのまま、何事もなく月日だけが過ぎ

私もいよいよ中学生になった。

私が通っていた中学は2つの小学校が合わさるだけなので半分の生徒は顔見知りだったため何事もなくクラスに馴染むことができた。

そして、同じ小学校だった明日菜、真理、彩葉と4人で行動することがほとんどだった。

明日菜のお姉ちゃんは一個上で、いわゆる不良だったため妹の明日菜も学年の中では権力のあるほうだった。

そして、私達のグループのリーダー的存在でもあった。

中学1年生の夏...

明日菜

ねぇ。タバコ持ってきたんだけど。

真理

え、まじでっ??笑

明日菜

みんなで吸おうよ!

彩葉

えー。でもぉ...

美夢

別にいいんじゃん??

真理

そーだよっ!!嫌だったらそっから吸わなきゃいいんだしっ!!

彩葉

んー、まぁそっか。

明日菜

なら、とりあえず外行こ!!

4人は学校の外へと向かった。

明日菜

はいよっ!1本ずつね!

真理

ありがとぉー!

美夢

ありがとー

彩葉

ありがと...

明日菜

はい、ライター

カチッ、ス〜ッゲホッ!ゲホッ!

明日菜以外全員初めてのタバコだったため、煙をふかしただけでむせてしまった。

ただ、3人みんながバカにされたくないという思いで全部吸いきった。

その日の放課後...

担任

美夢!ちょっと職員室来い!

美夢

はぁ〜い(やばい。絶対バレた。)

職員室に行くと、明日菜と真理がそれぞれの担任と話をしていた。

明日菜と彩葉は1組

真理は2組

私は3組だった。

美夢

(彩葉だけいない。どうしてだ?)

担任

おい、美夢。

担任

お前今日タバコ吸っただろ。

美夢

え、吸ってないよぉ??

担任

嘘つけ。本当の事を言え。

担任

見たやつもいるし、他の2人はもう認めたぞ。

美夢

(え、認めたのかよぉ)

美夢

んー、吸いましたぁ

担任

あとで親御さんに連絡して、今日は迎えにきてもらうからな。

担任

この事もちゃんと話するからな。

美夢

(やばい。パパに怒られる)

担任

とりあえず、会議室にくるように。

やばい。冷や汗とまんない。パパに殴られるかもしれない。

その恐怖に怯えながら、会議室へと向かった。

そこに居たのは、それぞれの担任そして、明日菜、真理、彩葉の6人がいた。

え、さっきまで彩葉いなかったのに。そう疑問に思いながらも私は部屋に入った。

担任

とりあえず、今日の反省をそれぞれ言え。

担任

それが終わったら、親御さんが迎えに来た順に帰っていいぞ。

それぞれ謝罪の言葉と、もう二度と吸わない約束をし

それぞれ帰っていった。

そして、父と母が2人で迎えに来た。

担任が事情を説明し、私達も家へと帰った。

パパ

てめぇ!この野郎!

パパ

何したかわかってんのか!

パパ

調子乗ってんじゃねぇぞ、クソガキが!

美夢

ごめんなさい。

ゴンッ!鈍い音が私の近くで響いた。

少しして、あ、殴られた事に気づいた。

それから、二、三発は殴られたと思う。

美夢

ごめんなさい。

美夢

もう二度と吸わないです。

パパ

あたりまえだ!馬鹿野郎!

お母さん

もう、いいから部屋行きな。

美夢

ありがとう。

私は頬に鈍い痛みを感じながら部屋に行き、そして眠りについた。

次の日学校にいくと、彩葉に会った。

美夢

おはよ。昨日大丈夫だった?

彩葉

めっちゃ怒られた。

美夢

だよねぇ。てか、昨日職員室にはいなかったよね?

彩葉

そう!部活行ってたら急に担任が来て会議室呼ばれた。

彩葉

絶対3人の誰かが言ったよな。

美夢

わからんけど、みむじゃなぁーい

彩葉

なら、明日菜か真理のどっちかかぁ〜

彩葉

もー最悪だよぉー。

美夢

まぁ、もう終わったことだしチャイムもなるからクラス戻ろ。

彩葉

そうだねぇ、じゃあまた後でねー

美夢

うんっ

この頃からだったと思う。明日菜が彩葉の事を避け始めたのは。

そして、数日が経ったある日。

明日菜

ねぇ、美夢

美夢

ん〜?どぉしたぁ??

明日菜

うち、彩葉の事嫌いなんだよねぇ

明日菜

縁切ろうと思ってるんどけどさぁ〜

明日菜

美夢も彩葉なんかと縁切っちゃえば?

美夢

えー、考えとくねぇー

次の日、明日菜は本格的に彩葉を避け、聞こえるように悪口を言ったり、すれ違いざまに足を引っ掛けたりなどくだらないいじめが始まった。

ある日、明日菜が喘息で入院し学校を休んだ。

美夢

(私はこの日を待ってた!)

そう思い、1年1組へと向かった。

美夢

彩葉いるぅー??

男子A

いるよー

男子A

彩葉ー呼んでんぞー

彩葉

んー?...っ!

彩葉が私をみて固まり、逃げ出した。

美夢

ちょっとまって!彩葉!

タッタッタッガシッ!

美夢

はぁー。捕まえた。

残念ながら私の方が足が速かったみたいだ。

彩葉

はぁ...はぁ...。何?

美夢

話があるから聞いてほしい。

彩葉

うん...。

美夢

(え、なんで泣きそうなの。)

美夢

全然嫌な話じゃなくてっ!

美夢

明日菜と縁切ったんでしょ?

彩葉

うん...。

美夢

美夢、それから明日菜と真理とばっかりいたけど

美夢

美夢は縁切るつもりないし、なんなら彩葉と仲良くしたいなって事を伝えたくて

美夢

明日菜がいると言いずらくて。

美夢

だし、今まで何も出来なくてごめんねっ??

美夢

これからは美夢と一緒にいよっ??ねっ??

彩葉

うぅ...。

美夢

えっ!?ちょっ!!泣かないでっ??ねっ??

男子A

おいー!美夢泣かすなよー笑笑

美夢

え!?違うって!!

彩葉

違うのっ...嬉しいのっ...

彩葉

絶対縁切られると思ってたからっ...

美夢

そんな事しないよっ??

美夢

仲良くしたいもんっ!!

彩葉

ありがとぉぉっ...

こうやって、私達は常に一緒にいるようになった。

彩葉は今になっても時々この話をし、

とても嬉しかったんだと、とびっきりの笑顔でそう言ってくれる。

私も彩葉があの時一緒にいてくれることを決めてくれて

本当に嬉しかったんだ。

こんな事、本人には言わないけどね。

#3どうだったでしょうか。

中学生になって、タバコに手を出し、新しい親友ができた。

1番難しい年頃だったなと、自分でも実感しています。

次の話は♡500に行き次第書きたいと思います。

でわ、#4でお会いしましょう。

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