テラーノベル
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大森はリビングから出て 玄関に向かう 歩きながら自分のスマホを取り出す
リビングの外では 若井がいつでも 外に出れるように 準備を完了させて待っていた
若井
若井
大森を見ると 少し心配そうに駆け寄る
若井
大森
大森は若井をじっと見つめるが 突然、小馬鹿にしたように ふっと笑う
大森
若井
若井は瞳を泳がせて戸惑う
若井
若井
若井は大森の敵意に驚きながらも 状況を変える 言葉をどうにか探した
若井
若井
大森
大森は何も言わず 若井を見つめる 何かを審査しているようにも思えて ますます若井の動揺を誘った
大森は、さっと目線を外すと とんとんとスマホを操作して 通話を始める
大森
大森
大森
大森
大森が電話をしながら靴をはく
大森
大森
大森
大森
大森
大森
大森
大森
大森
大森
大森
大森
大森は通話を切ると立ち上がる 若井は後ろから 大森に話しかける
若井
若井
大森
大森は若井の方を 見ないまま答えると 玄関の扉を開ける
大森
大森
大森
大森
そういうと家から出て行く
若井
若井は靴も履かないまま 大森を追いかける
若井
若井は大森の腕を掴む 逃げられないようにと つい力がこもる
大森
大森
大森
若井
大森
若井
若井
大森
若井
大森
大森
大森
大森が嫌味たらしく ぺこりとお辞儀をする
若井
大森
若井
大森
若井
若井
大森
大森はスマホで発信の画面を開くと 110と数字を入力する それを若井に見せた
大森
大森がカウントダウンをするので 若井は手を離す
大森
大森はため息をつくと 離した腕をうざったそうに ぶんぶんと動かして 歩き出す
若井は着いて行って 話を続ける
若井
若井
大森
大森
大森
若井
若井
大森
大森
大森は吐き捨てながら エレベーターの呼び出し ボタンを押す
若井
若井も追いかけようとするが 靴を履いていないことに 気がつく
若井
若井は玄関に戻って 適当に靴を履くと もう一度廊下に出たが 大森の姿は無かった
大森はエレベーターではなく 階段を使って 1階に向かっていた
あのままエレベーターを 待っていたら、色んな意味で 若井を振り切るのは 難しいと思ったからだ
大森
大森は淡々と階段を降りていく
するとカタンっと音を立てて 鞄の中にあった Bluetoothのイヤホンが落ちる
大森
それを拾おうとすると 見ないようにしていた 後悔や未練が溢れ出す
大森
大森
大森
何を?俺は何を話すつもりだ ここまで拗れてしまったのに
大森
大森
大森はミセスのデザインが 施されている Bluetoothのイヤホンを拾う
大森
大森は再び 階段を淡々と降りる
大森
大森
そう思っても若井と藤澤の顔が 頭から離れない ぶわりと目頭が熱くなる
大森
大森は耐えられず その場でうずくまる
大森
大森
今さっき若井に言った 言葉、全てが頭を回る
大森
大森だって解散したいわけでは無い だが2人がミセスを 大切に思っているか
そして大森を大切に 想ってくれているのか 正直、分からなくなった
大森
大森はBluetoothのイヤホンを ぐっと握りしめる
大森
大森がやろうとしている事は 言わば、関係の再構築だ しかし、簡単に出来ることじゃない
今や、複雑に絡んでしまった 情や愛、性 全てを正しく、間違いなく 整頓しないといけない
大森
大森の胸の中に 冷たい、静かな覚悟が広がる
大森
大森
大森
大森
大森は立ち上がると 再び、階段を降りた
ーーーーー
ーー
一方、藤澤はソファーの 上でぼーっと座っていた
藤澤
藤澤は自暴自棄のような 気持ちになってため息をつく
藤澤
ぼふっとソファに横たわる
藤澤
藤澤
その時ガチャっと リビングの扉が開く
藤澤
藤澤がそれでも気にせずに ぼんやりと天井を見つめていると 若井のすすり泣く声が 聞こえてくる
若井
藤澤
藤澤が顔だけ動かして そちらを見ると 顔面をぐちゃぐちゃにさせて 若井が泣いている
藤澤
若井
藤澤
藤澤だって落ち込んでいるし めんどくさい気持ちもあって 無かったことにしようかと もう一度、天井を眺める
若井
若井
若井
若井の泣きがヒートアップする
藤澤
藤澤は仕方なく起き上がる
藤澤
声をかけると 迷子中に親を見つけた 子供のように 泣きながらこっちに歩いてくる
若井
若井
藤澤の隣に座ると 腰に抱きつく
藤澤
藤澤
若井
若井
若井の泣きがさらに ヒートアップしそうになったので 慌てて抑えさせる
藤澤
藤澤
若井
藤澤
藤澤が若井の頭を ぽんぽんと撫でると 少し落ち着いてくる
若井
若井が鼻を啜りながら話す
藤澤
若井
藤澤
藤澤は思わず立ち上がる
藤澤
藤澤
藤澤
若井
若井
藤澤
藤澤
若井
藤澤
藤澤
若井が右上を見て 考えるような顔をする
若井
藤澤
若井
若井
藤澤
藤澤はつい突っ込んでしまう
藤澤
若井
若井はこの想いを 伝えようと、立ち上がる
藤澤
若井
若井
若井
藤澤
藤澤
藤澤の脳裏に ぼーっと彼方を見ているのに 変に殺気づいているような 大森の独特の雰囲気が浮かぶ
若井
藤澤
藤澤
若井
藤澤
藤澤
若井
藤澤
若井
若井が頭を抱えて座りこむ 目の前にソファーがあるのに 地面に座りこむ 相当、心に来てるのだろう
藤澤
藤澤
若井
藤澤
若井
若井は、はっとした顔をする
若井
若井
藤澤
藤澤は立ち上がる 若井が縋るように藤澤を見上げる
藤澤
藤澤
藤澤
藤澤はいつもどうりの笑顔で笑った
コメント
13件
初コメ失礼します! 昨日この作品を見つけてどっぷりハマったんですけど今日も1番最初から呼んじゃいました🥹💖 予想できない展開もドキドキする展開も全てが最高で読んでいてほんと楽しいです! 大森さんがここまで複雑に絡まった関係をどう崩していくのかが気になります!続きをまた1から呼んで待ってますね🫠! 頑張ってください!
大森くん何しようとしてるんだろ?
もっくんがなにをしようとしているのか全くわかんないよー!!💦続き見てきます!🫡