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春
入学式
外は桜が舞っていた
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これから 、高校生活が 始まる 。
大好きな先輩に 、これから 毎日会えるのだという事実に 、 今さら震えた 。
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─── 角名先輩!!
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入学式が終わり 、 暫くの休み時間
私は大好な先輩を 見つけた
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角名倫太郎
一昨年まで毎日見ていた顔
去年、卒業していった先輩
1個差の弊害でもう会うことが できないと思っていた先輩が、 今目の前にいる
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その事実がどうしようもなく 嬉しくて、つい口ごもってしまう
角名倫太郎
角名倫太郎
この人そんな私を見て、 面白い、と言った顔で ゆるりと笑った
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角名先輩の前だと、 いつもより脳みその働きが 遅くなる
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角名倫太郎
思わず舌打ちしたくなるのを ぐっと堪えて 角名先輩を見送る
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角名倫太郎
階段の前 、で 先輩は方向転換してまた こちらへ小走りで戻ってきた
角名倫太郎
そう言って私の頭を撫で 、 また小走りでかけて行───
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私は声にならない悲鳴をあげた
やはり、角名先輩には敵わない
━━━( 16 ) ◾︎ 角名と同中 ◾︎ 角名の1個下 ◾︎ 角名に一途 ◾︎ 自他ともに認める優等生
角名倫太郎( 17 ) ◾︎ ━━と同中 ◾︎ ━━は可愛い後輩だと思ってる?
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