長谷川エイジ
で?鳴海。來華はどうするんだ?
鳴海弦
僕の補佐にする!
長谷川エイジ
は?
長谷川エイジ
危なすぎるだろ
鳴海弦
長谷川は親か!
鳴海弦
ん~!!どいつもこいつも!
鳴海弦
隊長命令だ!!
長谷川エイジ
だめだ
鳴海弦
補佐にしてくれないと怪獣と戦わない!
長谷川エイジ
いや、お前…
長谷川エイジ
來華を補佐にしたら間違いなく金をねだるだろう
鳴海弦
いや(((((
長谷川エイジ
そういう前科があるだろ?
鳴海弦
………
鳴海弦
絶対ねだらない!ぜっっったーいねだらないから!
鳴海弦
まじで!
長谷川エイジ
信用ならんが…
長谷川エイジ
どうする?
長谷川エイジ
來華
界雷 來華
…
界雷 來華
考えてみたら、いいかも
界雷 來華
だってエイジ君いるし、
界雷 來華
鳴海隊長はすこ~し信用出来るから
長谷川エイジ
珍しいな、信頼するなんて
鳴海弦
少しだけどな!
長谷川エイジ
少しでもすごいんだ
長谷川エイジ
(來華は人に心を開かないのに)
長谷川エイジ
(俺の部隊の隊長だから、なのかも知れないが)
長谷川エイジ
(補佐にするなら、俺が守ってやらないと)
長谷川エイジ
(幼少期の頃から來華の存在は知っていた)
長谷川エイジ
(小学生で一緒になったとき、嬉しいと思ったが…)
界雷 來華
あれ?
界雷 來華
僕って何のために
長谷川エイジ
(その後、群発災害が起き、両親が亡くなってしまったらしい)
長谷川エイジ
(そこから、來華は)
(感情を失った)
長谷川エイジ
(俺は、そんな時に声を掛けた)
長谷川エイジ
(一人暮らしの來華の家に遊びに行ったりした)
長谷川エイジ
(來華は、感情を失ってから、誰とも話すことはなかった)
長谷川エイジ
(しかし、俺には話してくれた)
長谷川エイジ
(何故だろうと思った次の日に聞いてみたら)
界雷 來華
だって、
界雷 來華
エイジくんは信用出来るから!
長谷川エイジ
(俺はその日、感情を失ってから初めての來華の笑顔を見た)
長谷川エイジ
(少しは感情も戻ってきているのだろうか)
想像通り、來華は少しずつだが、感情を取り戻した
ある日
界雷 來華
エイジ君
長谷川エイジ
?
界雷 來華
いつも忙しいのに、来てくれてありがとう。
長谷川エイジ
なんだ?改まって
界雷 來華
待ってて?
長谷川エイジ
!
何となく意味は分かる
防衛隊に行くと言いたいのだろう
しかし、來華はまだ15歳
今はまだ、厳しい
長谷川エイジ
危ないぞ?
長谷川エイジ
防衛隊は、
界雷 來華
…
界雷 來華
入らなきゃ
界雷 來華
皆が困るって
來華はこの年にして解放戦力がずば抜けて高く、このまま訓練をしていったら、隊長位に行くのは容易いことだった
長谷川エイジ
そんなことはない
長谷川エイジ
辞めろ
こんな言葉、言いたくなかったけど
言うしかなかった
界雷 來華
僕も入りたくない。
界雷 來華
けど
長谷川エイジ
誰かに
長谷川エイジ
入らなきゃ行けないといわれたら、
界雷 來華
言われたら?
長谷川エイジ
防衛隊に来い
長谷川エイジ
守ってやる
界雷 來華
!
界雷 來華
約束だからね?
長谷川エイジ
ああ。もちろんだ
長谷川エイジ
(こんな約束をしたから…)
長谷川エイジ
(しっかり、守らなければ行けない
長谷川エイジ
守らなければいけない)
長谷川エイジ
(絶対に)
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