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こんばんは!いちごです🍓ྀི
今回は🐇💜さんの『レンズ』の曲パロを書かせて頂きました✍️🥰
これをライブで見たときのあの感動は一生ものです、、🏹💘
曲の雰囲気にぴったりな🐇💜さんの声と感情の籠ったダンスがいちごの最推しを揺らがせました👉👈
🐶🩷ふぁみじゃなくてみに🐇💜になりそうでした🫠
そんないちごのお気に入りの曲の物語を読むにあたっての注意事項です!
‼️ちゅうい‼️
・白桃、赤桃表現あります ・ちょこっとえちな描写があります ・🐇💜さんめちゃめちゃ病んでます ・自殺表現あります
それではどうぞ!
歌い手友達がどんどん引退して
フォロワーも中々増えなくて
『もう無理かな、潮時かな』と思ってしまっていた
喉を締めて沈めたはずの『弱い僕』を
N.
N.
N.
N.
S.
S.
N.
S.
S.
N.
N.
君は見つけてくれた
・・・・・・
N.
S.
N.
S.
S.
S.
“ないちゃん”が
S.
S.
N.
僕がいれいすの初兎として存在することができている理由は
いれいすが夢の武道館公演、更にはドーム公演まで行えたのは
全部ないちゃんのおかげだった
僕はそんなないちゃんを欲してるって
欲しいものは自分でわかってるから
S.
N.
N.
S.
N.
S.
S.
N.
N.
N.
その通りに、それを手に入れられるように生きてきたんだ
N.
S.
N.
本当はちょっと筋張っている手も
今だけは僕の腕の中
S.
S.
N.
S.
S.
S.
S.
N.
消えないまま傷の残ったところも
N.
S.
N.
N.
なんて君が言うから
僕は信じてしまった
君は僕を愛してくれていると
僕が君を想う気持ちと同じくらい
君も僕に好きという気持ちを抱いてくれているはずだと
N.
L.
S.
3人で飲み潰れる機会があって
お酒に弱いないちゃんはいつもアルコール度数の弱いお酒を飲むのに
りうちゃんもいるこの日だけは、強い酒もたくさん飲んでいた
N.
L.
S.
N.
N.
S.
L.
N.
君がりうちゃんと笑う隣に
僕を置いたばかりに
L.
N.
気づいてしまったな
S.
S.
S.
N.
N.
“愛してる”
ありふれているセリフ語る
その口が大嫌いだ
S.
S.
N.
N.
『でもね、あのね』その手の言い訳が
僕の胸で膿んだ
膿は始末しなくては害を及ぼす
でも僕は始末できなかった
始末しようとしなかった
それくらいないちゃんを信じていた
ないちゃんに染まっていたんだ
N.
N.
N.
“抱いて”
この都合のよい3文字が
僕は嫌いじゃない
いつしか誓ったあの夢
N.
大波乱を呼ぶ道のりだということはわかっていたけれど
6人とリスナーで交わした約束は
無事に果たされた
ならば、僕ら2人でともに誓い合った運命は?
“2人で幸せになろう─────”
果たされぬまま枯れるなら
その花を咲かせるまで
飛び込もう、いっせいのせで
S.
S.
疲労が体を支配する反面、
『愛してる』に対する嬉しさと安心が頭を支配していて
未だばらばら
N.
S.
S.
N.
N.
N.
S.
⋯⋯ この頃から僕は
少々値が張る流行りの靴
ジャラジャラのネックレス
可愛い兎のぬいぐるみなど
欲しいものがいくつ手に入っても
ただ一つだけ足りない気がしていた
本当はちょっとおかしいなってずっと
L.
N.
気づいてたんだ
知っていたんだけど
『それでいいんだ、それがいいんだ』
という君の言葉が頭でループして
僕の胸で狂って
S.
君が笑う隣にいる僕の首に絡む
“独占欲”と“愛情”の糸に
気づけないまま─────
S.
N.
L.
N.
S.
抱き合った
N.
S.
ありふれている僕の日々を彩るのは
君の鮮やかな桃色だった
ただそんな君が大好きだった
君だけを幸せにはしない
僕だって幸せになるために手段を選ぶ
横から出てきたりうちゃんにこの子を奪われたくない
淫らなないちゃんの姿を見ることができる存在は僕だけだって
信じていたのに
L.
L.
L.
L.
N.
僕らの交際を始めて『皆に言わないで』と言ってきたのはないちゃんだ
それなのにりうちゃんと付き合ったらバラしてしまう
まるで僕は本命ではなかったのだと耳打ちされているような
心に釘が刺されたような気分
⋯⋯ 僕は何も言えなかった
後で3人で話そうと言われていたから
Y.
H.
H.
L.
2人を祝う、拍手喝采の大団円
今すぐに汚したかった
でも、手放すのが惜しかった
ないちゃんが少しだけ幸せそうな顔をしていたから
そこに僕がいられないのは残念だけど
ないちゃんが幸せになるには
こうするしかないのかなって
⋯⋯ 本当は、わかってたんだ
I.
I.
N.
この時のまろちゃんの言葉には
今になれば、恐らく色々な意味が含まれていたのだろうと思う
まろちゃんはわかっていたのだ
ないちゃんの罪を
・・・・・・
L.
L.
L.
N.
S.
S.
N.
N.
N.
S.
S.
S.
N.
N.
N.
多分⋯ いや、絶対
白い薔薇はこの時確かに枯れたのだ
桃色の薔薇が咲くためには
白以外にも必要な色がある
赤い薔薇も必要だということを
⋯⋯ 時には犠牲も必要だと
僕は気がつけなかった
S.
もう少し笑えばよかった?
もう少し話せばよかった?
それとも、もう少し触れたら⋯⋯
S.
たかが一つ掛け違えただけのこと
ないちゃん以外にも、きっと本気で愛せる人にこれから出逢える
それなのに僕は
その傷をなぞってしまった
大好きだよと言い合った日
ふざけながら笑い合った日
会場が埋まらなくて泣いた日
全部“僕だけの宝物”と呼びたい
けれどそれは僕の願望で
毒を美化しただけの過去で
後悔を指でなぞって、君が吐いた綺麗事を手当り次第思い出して
君の目に、僕は映らない
その目に映らないなら
もう意味がない
『幸せでいて』なんて、呪いじゃん
S.
君だけが幸せになれる
なんて思わないで
僕が君を想う気持ちは変わらないから
君の心に残っていたいから⋯⋯
S.
N.
N.
S.
S.
N.
N.
N.
S.
今日で全てお終いになる
だからせめて
最期に愛を伝えさせて
S.
N.
N.
S.
S.
N.
S.
S.
S.
S.
S.
S.
S.
S.
S.
S.
“抱いて”
僕はこの都合のよい3文字を
きっと嫌いになんてなれない
・・・・・・
ベッドが軋む音がした
腹部に熱を感じながら
視界いっぱいにないちゃんを映した
レンズはあらゆるものを映す
僕のレンズには君が映っているように
今だけでいいから、君のレンズには僕が映っていてくれたらいいな
S.
N.
S.
N.
N.
S.
S.
S.
N.
N.
S.
S.
最期にその言葉が聞けたから満足かな
S.
数分後に迫る明日は11月30日
りうちゃんの誕生日だ
今頃りうちゃんは誕生日のカウントダウン配信をしているだろう
S.
赤い彼の配信画面を開いた
『3,2,1⋯ 0!』
『わー!りうら誕生日!!』
誕生日を祝う拍手喝采の大団円を
ともに眺めながら汚そうか
あの日みたいに抱き合って
N.
S.
S.
S.
N.
S.
S.
S.
S.
S.
N.
S.
S.
S.
S.
無理矢理、深い口付けを交わした
N.
強引で、自己中心的で
思いやりなんて一欠片もない
愛なんて感じられない
深くても気持ちは浅い、そんなキス
これが最期かと思うと心惜しい
でも、悪くはないかな
行為が終わるとないちゃんは帰った
申し訳なさが勝ったみたいだ
⋯⋯ やっぱり、僕への愛はもうどこにもないんやね
S.
忘れさせないために
心の中に“初兎”を植え付けるために
罪悪感はいい調味料なんだ
S.
数多の薬を口に含んで
水で全てを流し込んだ
ついにこの世ともおさらばだ
君は“俺のせいで初兎が自殺した”という罪悪感を一生抱いて生きる
なんて素敵な運命なのだろう
僕はもう死んでしまうけれど
初兎は君の罪悪感の中で生きていく
死ぬまで一緒にいられる
ほら、君も僕も幸せになれた
⋯⋯ 頭がふわふわしてきた
もうお迎えが来たみたいだ
S.
これでお終い
N.
俺のせいで君は死んでしまった
死して尚、俺の心から離れてくれない
これが夢ならば早く醒めてくれ
お願い
離して
けど離れない
前に言ってたじゃんか
桃色の花は、赤や白の花がないと咲くことはないんだって
その通りだったよ
初兎もりうらもいたから、俺は咲き誇ることができていたの
戻ってきてよ
醒めてよ
そう何度も願った
⋯⋯ けど夢が醒めない
N.
だから花は咲かない
これでお終い
『レンズ』 𝑭𝒊𝒏.
コメント
2件
初コメ失礼します。レンズ大好きな人なんですけどこの作品最高すぎます、あの、えぐいです。私レンズ初めて聞いて泣くぐらい大好きなんですけど、主様のストーリーというかこのストーリーの白君がレンズの主人公そのものすぎて、、 こんな素敵な作品ありがとうございます!!!!!