私だけのラジオスター

アラスターが指を鳴らすと着物ではなく寝巻きに変わった

アラスターは私の額にキスを落とし、私を抱きしめながら眠りについた

アラスターの背中に手を回し私は重い瞼を閉じた

ここは、夢だろうか

でも、こんな記憶知らない。

これは、私の妄想、？ そういえば、まだ天国にいた頃、彼に会いたくて、やりたい事もリストアップしたな、

楽しそうに会話をしている。 ､､私がいなかったら、彼は生きていられたんだろうか

私がいなかったら、彼は、殺されずに済んだのだろうか、

アラスターが私を抱きしめ

煌めく星の下で天使と悪魔は約束を結んだ

私がそう首を傾げるとアラスターはニッコリと笑い

あぁ、彼女はいつ見ても眩しいな、

指を鳴らすとアリスの服装が変わる

そう言うと彼女は私の手を握った

そう言い、私達は歩を進めた

着いたお店は、地獄ではありえない程静かで、清潔に保たれていた

アラスターは椅子を引き、私はそこに座る

彼女はいつも私の話を楽しそうに聞く

それがとても心地よかった

だが、その心地良さはあのメンヘラボックスによって壊される

カフェの扉が開き見慣れたテレビ頭が入店してきた

クソ、彼女との時間を邪魔するな

わぁ、アラスターがめちゃくちゃ眉間に皺寄せてる、 顔は変わらず笑顔だけど、

私は立ち上がり、答えようとした瞬間

アラスターが影で移動し、私の肩を抱く

アラスターの言う事を無視し、 テレビ頭さんは私の両手を握った

その瞬間ヴォクスは青い光を放った

私は咄嗟に目を瞑った

目を開けると、もう彼女とメンヘラボックスの姿はなかった

体がどんどん本来の姿になっていく

そう呟き、私は影に潜りヴォクスの元へ向かった