夢
へー。意外と綺麗にしてるんだね。
夢
もっと、汚いかと思ってた
三途
…やっぱ、てめぇ出てけよ?
夢
わー!ごめんごめんって!
夢
(働かずに、ニートで居座る…って訳にも行かないしな)
夢
(え……え?待って、そういえば
住民票とかどうなってんの?)
住民票とかどうなってんの?)
夢
(戸籍、無くね?)
夢
……ふぅ
夢
は、春ちゃーん…
三途
んだよ
夢
そ、その…大変、言いづらい事なのですが……
三途
さっさと言えよ
夢
その…お金を稼ぐ為に働こうと思ったのですが、。
夢
私、働けないです!!
三途
……
三途
…は?
夢
……
夢
(うわー…やっぱ怒ってるかな)
三途
おい
夢
は、はひ!
三途
ふはっ笑
夢
……え?
三途
俺は、そもそも、お前に働くことなんざ、期待してねえよ
夢
あ、え?
三途
この家も、クソから手切れとして貰ったし、金ならある。
夢
???
三途
とりあえず。お前が金銭面気にする必要なんか、ねぇーんだよ
夢
えぇー?!それ、先言ってよ!!
夢
心配した、私が損した!!
三途
とりあえず、はよ、飯食うぞ
夢
春ちゃんって顔可愛いのに、口悪いよね
三途
……
夢
ま、別に、砕けてる感じが好きだけどね
三途
…は?
夢
え?何?急に
三途
…お前、ちょっとイラってきたわ
夢
え、早速、捨てられるフラグ?
三途
うっせぇ!さっさと食うぞ!
夜が更け
夢
春ちゃんはさ。
夢
「何も」聞かないんだね
三途
……
夢
いきなり、行くとこが無い奴を、素性が分かんない奴を拾ってさ
三途
お前は…
三途
お前は。
俺と、同じような、気がして
俺と、同じような、気がして
夢
…そっか。
夢
ありがとう
(何も、聞かないでくれて)
お互い何も、 具体的な言葉はださないけれど 少しずつ、歩み寄って行っていた。