あなたのことが...

おれのの名前は工藤やまと。

中学三年生の陸上部所属

残念ながら陸上部には3年生の女子が1人もいない。

そんな時。新しく1年生が入ってきた。

その子は明るくて、素直で、とても元気な子だった

俺達は毎日LINEをしていた。

俺達は友達になった

いや、俺の中では友達以上の存在と変化していった。

もしかして、俺の事好きなんかな

なんてことを考えるようになり。

思い切って言ってみた。

断られた

断られた。

こんな日々が続いた

俺の心の中にはモヤモヤが残ったまま。

あかねのことが。

俺は...。

好きだ

たった3文字が言えない

ほんま俺は意気地無し こんなやつ好きになってるとか思ってた俺がアホみたい。

聞いてみよ。

面白いかは分からないが、俺はあかねより背が高い

あかねの好きな人は、やまと先輩。

陸上部の中に好きな人がいるって聞いて、正直とても嬉しかった、けど、きっとあかねじゃない。

告白してみようかな。

ゆなはあかねの親友

やまとに聞いてみることに

俺はゆなに好きな人を教えて貰ったことがある、そのお返しに俺の好きな人を言わないといけなかったけど、俺は言わなかった。

先輩の好きな人あかねかぁ。悔しいけど、応援しないと。両思いやし、親友を見捨てる訳には行かないし。

ゆなに言っちゃった。バラさなきゃいいけど。てか、なんであんなにテンション下がったんやろ??

ゆなの好きな人はやまとだった。

気持ちのすれ違い。

会話も減っていった。

あかねが喜んでくれるなら、サイフなんて安いもの。

翌日わたしに家に行った。

喜んでくれるといいな。

先輩と喋りたいな。

あかねの方が可愛いよ。

なんてアホな事考えてる俺。

それから11月になった。

まさか俺の事...

まさか、先輩あかねのこと...。

絶対に告白してやる。

大事な話ってなんやろ。怖いな。告白？まさかね。ほんま先輩の好きな人誰なんやろ。

先輩緊張してる。怖いのかな。私も怖いよ。今すぐ抱きつきたいくらい、めっちゃ怖い。

言ってやった。

ほんまに！？もー、涙止まらん...。

思い切り胸に飛び込んできたあかね。その目は夕陽の色のようにあかね色に輝いていた。