その声に、ふと後ろを振り向くと、黒髪のイケメンの姿が目に入った。
梟谷の......確か、セッターだったような...
橘 凛花
初対面なため、そうよそよそしく、曖味に 答えてしまう。
耳、赤くなってるんだ。 後で冷やさないとな。
私の様子に、梟谷のセッターの人は、少し眉をひそめながら、私の方に手を伸ばしてきた。
赤葦京治
そう言って、梟谷のセッターの人の指先が、私の耳に触れる。
あまりにも突然だったため、驚いて思わず耳を押さえ、その場を飛び退いた。
橘 凛花
赤葦京治
梟谷のセッターの人が、申し訳なさそうにそう言ったあと、突然大きな声が聞こえた。
木兎光太郎
あかーし。と呼ばれるセッターの人は、
私から視線を外し、呆れたように声のした方に目を向けた。
赤葦京治
木兎光太郎
え、凄.....よく分かったな.....
というか、あの銀髪の人、声大きいな
橘 凛花
橘 凛花
そう言ってその場から立ち上がり、 あかーしと呼ばれる人に軽く頭を下げてから 体育館を離れた
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