今日は
澄子さんのお仕事が
お休み。
私の服を
買ってくださるらしい。
澄子
これ、似合うんじゃない?
澄子さんの手には
真っ白なワンピース。
澄子
ついでにこれも☆
麦わら帽子に
白いヒールのあるサンダル。
シンプルなネックレスまで。
純
似合うよ!
透
いいんじゃね(笑)
こんなに明るいもの
似合うかな···。
純
ねーねー千夏。
純
これは?
純の手には
オレンジ色の
半袖の服と
黒色の短パン。
歩きやすそうな
白いスニーカー。
白黒の
キャップ。
澄子
いいわねー。
澄子
全部買っちゃいましょう!
千夏
千夏
あの
千夏
値段とか···。
澄子
それなら問題無いわよ。
澄子
うち、こう見えてもお金持ちだから☆
澄子
旦那もOKだって。
澄子
女の子なんて、今までいたことないから
澄子
欲しがるもんなんでも買ってやれ!
澄子
だってさ(笑)
千夏
そう、ですか···。
旦那さん
どんな仕事してんだろ···。
家
澄子
それでは!
純
第一回!
透
千夏ファンションショーを。
澄子
開!
純
催!
透
だー。
澄子
千夏ちゃん、どうぞ!
恥ずかしいな···。
私は純の選んでくれた服を着て
恐る恐るドアを開け
部屋に入っていく。
澄子
きゃー!
澄子
可愛いー!
透
···。
無言で連射する透さん。
恥ずかしい···。
二人の反応だけでも恥ずかしいのに
純と来たら···。
純
超似合ってるよ!
純
めちゃくちゃ可愛い!
純
髪も服に合わせて
純
ポニーテールにしてくれたんてしよ?
純
その髪、似合ってる!
そんな笑顔で
褒められても···。
本当に
恥ずかしい···。
千夏
変じゃないかな···?
純
全然!
純
可愛い!
純
ほら、千夏は顔も可愛いし!声も綺麗だし!
純
髪の毛綺麗な栗色してるよねー!サラサラだし!
純
足も細いから
純
短パン似合う!
やめて···。
褒めすぎだって···。
純と居ると
今までにないくらい
褒められるから
照れるんだよね···。
きっと
相手が喜ぶからじゃなくて
自分の素直な意見を
率直に言ってくれてるんだろうな。
純が変わってるのかな?
それとも
私が経験なさすぎ?
続きます。
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