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椎名
ついに会えた。 嬉しいな そう思ったのも一瞬の間だった。
未井
未井
椎名
僕のことわかんないのかな。 連絡取ったって言っても、そっか。そんなに何回も何日もやってなかったしな。 言葉に詰まってしまった。 自然と、身体が後ろへと向いてしまう。
椎名
ぐるぐると思考が回らない頭で言えたのがその一言。 だけど、名前言えばさすがに分かってくれるはず……
未井
椎名
未井
目から透明な雫がぼろぼろと流れ落ちてきた。 そこでようやく安心感が戻ってきた気がする。 そっ、か。覚えてたんだ?良かった。 でも同時に流れてきたのは少しの不安で。
椎名
未井
椎名
未井
……答えになってないよぉ。 そう言うとこ、本当に変わらないんだなぁ。 別に好きな訳じゃないけれど。無いけどさ……。
椎名
未井
みーくんは自分の頭をわしわしとして困惑した表情を見せてきた。悩むとこか??
未井
椎名
噂をすれば、向こうで座っていた彼女が髪をなびかせて走ってきた。 綺麗な人だ?
主
主