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時は2025年7月25日
事は、この日から始まった。
歴史を揺るがす大事件は、今、
始まろうとしていた。
私はにゃぽん。
私は今、
自殺したい
別にいじめられているとかそういうのではない。
何となくだ。
本当に何となく、死にたい。
私が死んだってお兄ちゃんやお父さんがいるし、
社会に影響は殆ど無い。
だから何度も自殺しようとした。
けど、どれも怖くて出来なかった。
にゃぽん
今日もスマホで死に方を検索する。
にゃぽん
日帝
振り返ると、お父さん、日帝がいた。
にゃぽん
日帝
にゃぽん
日帝
にゃぽん
にゃぽん
日帝
にゃぽん
日帝
にゃぽん
にゃぽん
にゃぽん
にゃぽん
にゃぽん
にゃぽん
日帝
バチイィィンッッ!!!!
凄まじい音が部屋に響き渡る。
右の頬がヒリヒリと痛む。
私はぶたれたのだ。
お父さんに。
だが、お父さん の利き手ではない左手でぶたれたからか、吹っ飛ばされはしなかった。
日帝
日帝
日帝
お父さんに胸ぐらを捕まれ、大声で怒鳴られる。
お父さんのここまで怒っている所は見たことが無いから、とても驚いた。
何よりびっくりしたのは、お父さんが
泣いていたからだ。
日帝
日帝
日帝
日帝
日帝
日帝
日帝
日帝
にゃぽん
出ていけ
その言葉が、何度も私の頭の中で木霊した。
日帝
にゃぽん
にゃぽん
日帝
私はスマホだけ持って家を飛び出した。
にゃぽん
にゃぽん
にゃぽん
家路につく途中、意味もなくスマホを開いた。
そして、こう検索した。
「戦時中の暮らし」
にゃぽん
検索に夢中になるあまり、後ろからトラックが来ていることに気づかなかった。
ププーーッ、プーーーー、、
にゃぽん
そう思った。
だが、
ドンッッ、!
背中を後ろから押された。
そのまま私は道路の端に飛ばされた。
間もなく意識が薄れていき、気を失った。
???
何か聞こえる
???
聞こえそうで、聞こえない
???
もう少し、もう少しで、、
???
にゃぽん
???
目覚めると、神社の階段で横になっていた。
私の前には、お父さんによく似ているけれど、お父さんよりも幼い顔つきの男がいた。
その男の声も、お父さんに似ていたけれど、お父さんよりも高かった。
にゃぽん
???
???
???
大日本帝国空軍!
にゃぽん
空
空
大日本帝国空軍。
その名前に耳を疑った。
どういうわけだ。
大日本帝国と言ったらお父さんだ。
にゃぽん
顔をあげると、空の顔はやっぱりお父さんに似ていた。
にゃぽん
にゃぽん
必死に思い出そうとした。
にゃぽん
空
空
俯くと、自分のスマホが目に入った。
そして、なんとなくそれを空に見せた。
にゃぽん
空
空は目を輝かせた。
にゃぽん
その顔を見て、思い出した。
大日本帝国空軍は
私が生まれる前に死んでしまった、
お父さんの
弟だ
にゃぽん
空
空
空
空
にゃぽん
空
空
空
満州って、昔お父さんが作った国だ。
にゃぽん
にゃぽん
空
空
1941年7月25日。
にゃぽん
にゃぽん
にゃぽん
なんでかタイムスリップしちゃった…!
空
にゃぽん
空
空
空
空
にゃぽん
にゃぽん
空
にゃぽん
空
空
にゃぽん
多分私によく似た男の子とは日本のことだ。
けど今までだと日本はお兄ちゃんで、私はお兄ちゃんの妹だった。
にゃぽん
にゃぽん
にゃぽん
にゃぽん
空
にゃぽん
空
空
にゃぽん
にゃぽん
空
空
空
???
障子越しに幼い子供の声が聞こえる。
ガラガラガラ
???
にゃぽん
日本
日本
出てきた日本は、六歳位だった。
にゃぽん
日本
にゃぽん
にゃぽん
日本
日本
そうだよ、だって、兄妹だったもん
空
空
日本
日本
にゃぽん
空
???
空
にゃぽん
にゃぽん
満州
空
満州
空
満州
空
空
満州
???
にゃぽん
聞きなれた声。
その声の主が障子を乱暴にあける。
にゃぽん
にゃぽん
日帝
日本
日本
満州
空
日帝
日帝
にゃぽん
今のお父さんからすれば、私は赤の他人だ。
???
空
日本
海
海
にゃぽん
海
日本
空
にゃぽん
海
海
空
日帝
日帝
日帝
にゃぽん
にゃぽん
海
海
にゃぽん
満州
満州
日帝
満州
空
ようこそ!日本家へ!
ぬしこ
ぬしこ
ぬしこ
ぬしこ
ぬしこ