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#何でも許せる人向け
ゆっきーな
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灰猫
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セカイから強制的に追い出された翌朝。類は教室へは向かわず、神山高校の屋上にいた
フェンス越しに見える街並みはいつもと変わらないが、類の胸の中には、まふゆに抉り取られた心の穴が、冷たい風を通していた
類
ポケットから取り出したスマートフォンの画面には、眩しいほどの光が溢れていた。それは寧々から送られてきた、小さな、けれど確かな一歩を刻んだステージの写真
写真と共に添えられたメッセージが、類の視界を滲ませる
寧々
類
類はメッセージを返信しようとして…
過去の嫌な記憶を思い出す
寧々
類
血に濡れた大地、周囲の痛い視線
そして倒れ込む幼馴染
類は、震える指先で返信を打った
類
送信ボタンを押した直後、類は力なくうなだれた
類
今の自分は、ナイトコードの仲間たちにさえ拒絶され、居場所を失いかけているというのに
類
脳裏に、まふゆのあの凍てつくような瞳が蘇る
雪
類
類は乾いた笑いを漏らした
本当は、自分もあの光の中にいたい。本当は、誰かを傷つけることを恐れずに、心の底から笑い合える場所が欲しい。けれど、一度壊してしまった過去があるから、今の自分にはその資格がないと、ずっと自分に「言語化できないふり」という呪いをかけ続けてきた
もし今、この「寂しい」「助けてほしい」という感情を言葉にしてしまったら。自分はきっと、プライドも仮面もかなぐり捨てて、誰かに縋り付いてしまう。そんな無様な自分を、類は許すことができなかった
そんな中、屋上の扉が開く
彰人
類
類
彰人
彰人は類の隣に座る
彰人
類
類
彰人
類
類はそっと眼を閉じる
類
それは類なりに出した、居場所を守るための答えだった
類
類はそっとスマホを握りしめて立ち上がる
彰人
彰人
彰人
二人は屋上の階段を滑り落ちるように降りていった
寧々
寧々
屋上の物陰、寧々はひっそりと呟いた