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最近、度々大きな恐怖感に襲われることがある。

恐怖感のいうより、悪寒という風に近しいが。

鋭い視線、冷めた空気、そして

やけに穏やかな彼の―

こちらのお話には以下の内容が含まれております。

・過去捏造 ・キャラ崩壊 ・腐要素 ・ホラー要素

苦手な方は早々にブラウザバックお願い致します。

〜食堂にて〜

七松小平太

おい伊作!!最近やけに危なっかしいがどうした?!

善法寺伊作

え、僕?

立花仙蔵

私もそう思っていた。なにかあったのか?

善法寺伊作

いや…僕なにもわかんないんだけど…。

潮江文次郎

嘘だな!その変わりようで自分が気付かないはずがない。

七松小平太

全くその通りだ!

七松小平太

細かいことは気にしない私が気付くくらいだ!!なにかあるに違いない!

立花仙蔵

小平太、自分で言うか…?

七松小平太

細かいことは気にするな!!

善法寺伊作

うーん…実はさっき留三郎にも同じことを言われたんだけど…

善法寺伊作

僕にもさっぱりわからないんだ。

潮江文次郎

そんなはずあるか。

善法寺伊作

多分不運の周期だと思うんだ。

立花仙蔵

…なんだそれは??

善法寺伊作

僕には不運の周期みたいなのがあるんだ。

善法寺伊作

不運が連続することがあれば、ほとんどない時もある。

七松小平太

そんなものがあるのか…??

善法寺伊作

うん、簡単に言うと、女性の月経に近しいものかな…?

潮江文次郎

俺らにそれ言われてもわからないぞ??

善法寺伊作

そうかぁ…うーん…

立花仙蔵

だが、今までその不運が多い期間でも我々は違和感を感じたことはないぞ。

善法寺伊作

じゃあ僕にもわからないや…

中在家長次

もそ…まずは―

七松小平太

バレーしよう!!!

立花仙蔵

なぜそうなるっ

善法寺伊作

あはは…

そう

このことは誰にも言ってはいけない。

ましてやこの皆には、絶対に。

善法寺伊作

ごちそうさまー(Stand Up)

潮江文次郎

っ、おい!そこにはしんベヱが垂らした鼻水が…っ!

べちゃぁぁぁ…っ

善法寺伊作

うわぁぁ踏んだぁぁっ!

善法寺伊作

ねえ!取れないんだけどこれ!!

潮江文次郎

(不運だ)

立花仙蔵

(不運だ)

七松小平太

(イケドンイケドン☆)

〜校庭にて〜

善法寺伊作

はぁ…にしてもうんざりしちゃうなぁ…

善法寺伊作

皆にこれ以上心配かけないように、しっかりしn―

ズドンッッッ!!

綾部喜八郎

ちょっと伊作先輩!またですか?!

善法寺伊作

あ、綾部ぇ…

善法寺伊作

僕だって落ちたくて落ちてるわけじゃ…

綾部喜八郎

それはわかりますが、一体何回落ちるんですか…

綾部喜八郎

午前も何回も落ちたのに…

善法寺伊作

あはは…これて今日10回目かな、

綾部喜八郎

20回目です!!

善法寺伊作

そんなに落ちてしまったのか…

善法寺伊作

すまないが助けてくれないかい?

綾部喜八郎

はぁ…どうぞ、掴まってください。

善法寺伊作

ありがとう綾部

綾部喜八郎

いえ。

綾部喜八郎

にしても、どうしたんですか?

善法寺伊作

ん?何が?

綾部喜八郎

最近いつにも増して穴に落ちるじゃないですか。

綾部喜八郎

今までは多くても一日10回くらいだったのに…

善法寺伊作

な、なんでもないよ!心配してくれてありがと!!

綾部喜八郎

心配というより、せっかく掘った落とし穴全てに伊作先輩が落ちたらつまらないというだけです。

善法寺伊作

そ、そっか。

善法寺伊作

僕も落ちないように善処するよ!

善法寺伊作

じゃっ!(start walking)

綾部喜八郎

あっそっちにはターコちゃん21号が…

ズドンッッッ…

〜自室にて〜

食満留三郎

……

善法寺伊作

…?

食満留三郎

なんつーか、今日はやけにボロボロだな?

善法寺伊作

いやー実は色々あってさ!

食満留三郎

そうか…

食満留三郎

俺が用具委員の仕事で町に出ている間に何が…

善法寺伊作

ま、まぁ僕は大丈夫だからっ

食満留三郎

何も大丈夫じゃないだろ、

食満留三郎

お前、最近おかしい

善法寺伊作

…何が?

善法寺伊作

不運が多いってこと?

食満留三郎

それだけじゃない。

食満留三郎

不運が多くて嫌な思いのはずなのに、

食満留三郎

どうしてお前はそんなに溌剌としているんだ?

善法寺伊作

本当になんの事だろう…

善法寺伊作

僕はいつも通りにしているつもりなんだけど…

食満留三郎

本当にわからないというのなら、お前は異常だ。

善法寺伊作

っ…

食満留三郎

なぁ、なにか隠していることがあるんだろ?

食満留三郎

その不運の原因だって、お前は知ってるんだろ?

食満留三郎

俺に話してくれ。

善法寺伊作

……

善法寺伊作

さぁ、僕には何もわからないんだ。

善法寺伊作

皆に心配をかけたくない

善法寺伊作

でも元気な振りをしたら逆に心配される。

善法寺伊作

あれ、僕どうしたらいいんだろ…。

善法寺伊作

どうしたら僕は皆を安心させてあげられる?

善法寺伊作

どうしたら皆、僕を気にとめなくなる?

食満留三郎

な、なんでそんなこと…っ

善法寺伊作

わからないんだ。何が間違ってたの?

善法寺伊作

どうしたら誰も傷付けずに済んだの?

食満留三郎

伊作!

善法寺伊作

あの時からだよ

善法寺伊作

あの時から全てが狂った

善法寺伊作

僕の人生はいつもいつm―

食満留三郎

伊作!!!

善法寺伊作

…っ

善法寺伊作

ごめん、取り乱したみたい…

善法寺伊作

ちょっと今日は疲れちゃったな

善法寺伊作

もう寝よっと。

善法寺伊作

おやすみ、留三郎。

食満留三郎

……

食満留三郎

はぁぁ…

食満留三郎

一体なんなんだ…

ごめんね。

僕のせいでこれ以上

君を僕の不運な目に合わせたくないんだ。

そう思うほど抑えられない

この気持ちは

きっと―

幸せな呪いだと。

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