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私はあなたに手紙を渡した
付き合って10年
もうそろそろ結婚したいな
そう考えていたある日
彼から手紙をもらった
返事かな？
ミナミ
え？何も書いてない！？
どういうこと？
ミナミ
あの手紙何？
カンタ
水をかけてみてよ
ミナミ
そんなことできないよ
カンタ
ちゃんと書いてあるから
ミナミ
もういい、さようなら
そんなある日
私は寝ぼけて
空白の手紙に
水をこぼしてしまった
ミナミ
やばい！？
すると
ミナミ
え？文字が浮かんでくる…
ミナミへ こんな形でごめん 家にあるペンがこれしかなかった 読みにくいかも… 手紙読んだよ ありがとうね 俺も好きだよ だから、ずっと待ってる あの公園で カンタより
ミナミ
行かなきゃ
カンタ
やっと来てくれたんだね
ミナミ
酷いこと言ってごめん
カンタ
実は…
カンタ
僕と結婚してほしい
ミナミ
ミナミ
こちらこそ！
あの日の不安は 水に溶けて消えた
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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