彼の手は冷たくとても小さい
彼が俺の頬を触っているだけで、俺から触れることは叶わないだろう
でも、
ギュ
春千夜
マイキー
やっと会えたんだ、
もう…離れたくない
、この手はもう離したくない
ずっと一緒に居たい
マイキー
マイキーがなにか言っている 俺にはなんて言っているのか分からないけど
マイキーは悲しそうだ
そんな顔はしないで欲しい
そんな
別れみたいな顔
春千夜
なんで、こんな眠気が
いや、いやだ
もう…離れたく
…ないッ
離れたくないッ!
…
の、に…
マイキー
やっぱり、神なんて
居ないんだな
こんなに願っても叶いやしない
でも、なんでか嫌な気はしないな
例えあれが幻覚でも、
嬉しいのに変わりはないから
でも、もし願いが叶うならもう一度だけ…
一度でも、いいから会わせてくれよッ
何でもするから…何でも、
でも、もう遅い
俺はもう、間違えたから
あの日に、間違えたからもう…駄目なんだよな
出てきた言葉は神ではなく
マイキー
だった