テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
703
夏休み初日。
真っ青な空に、入道雲がそびえ立つ。
4人は電車を乗り継ぎ、県内でも有数の美しいビーチへとやってきていた。
大和
大和が砂浜に飛び出し、派手に水しぶきを上げる。
理央
理央が呆れたように言いながらも、その目元は優しく細められていた。
彼は大和に勧められて新調した、少し露出度の高いサマーシャツを着ている。
悠真
悠真
悠真が甲斐甲斐しく湊の背中に手を伸ばす。
湊
悠真
悠真の指先が、湊の肩越しに滑る。
その手つきは驚くほど丁寧で、湊は心臓の音が波の音にかき消されるのを祈るばかりだった。
湊
ふと、湊が不安そうに呟いた。
湊
湊
悠真の手が止まった。
彼は湊をくるりと自分の方へ向かせると、その両頬を少し強めに挟んだ。
悠真
悠真
湊
悠真
悠真は湊の額に軽く小突くようにキスを落とした。
悠真
悠真
湊
湊が顔を真っ赤にして俯くと、遠くから大和の声が響いた。
大和
大和
理央
4人の笑い声が、潮風に乗って空へと溶けていった。
夜。海辺のコテージで、4人はバーベキューを終えて一息ついていた。
大和と理央はベランダで星を見ており、湊と悠真は部屋のソファで肩を並べていた。
かつての教室で、数学の点数に一喜一憂していたあの頃。
自分の気持ちに蓋をして、親友という言葉に逃げていたあの頃。
けれど今、彼らの手の中には、確かな愛と未来がある。
性格も、考え方も、歩んできた道も違う4人。
それでも、彼らを繋いでいるのは、あの頃から変わらない「好き」という真っ直ぐな気持ちだった。
悠真
湊
街の喧騒の中、二人はしっかりと手を繋ぎ、自分たちの家へと歩き出す。
そこには、大和と理央からの祝福のメッセージが、いつまでも止まることなく届き続けていた。
リア充の極み(4)
大和
やまと
やまと
りお
みなと
悠真
りお
りお
悠真はスマホを置き、隣で笑っている湊を引き寄せた。
悠真
悠真
湊
悠真
悠真
悠真がポケットから取り出したのは、シンプルなシルバーのペアリングだった。
悠真
悠真
湊
湊
湊が指を差し出すと、悠真が震える手でリングをはめた。
月明かりの下、二人の影が重なり、長い長い口づけを交わした。
それから、数年の月日が流れた。
都内のとあるカフェ。
そこには、少し大人びたスーツ姿の悠真と、保育士の研修服を着た湊の姿があった。
悠真
湊
湊
悠真
悠真がスマホの画面を見せる。
2ーBの愉快な俺ら(永遠)(4)
やまと
やまと
やまと
やまと
りお
りお
みなと
悠真
悠真
みなと
湊が驚いて悠真を見ると、彼はどこか誇らしげに、左手の指輪を輝かせて笑っていた。