及川先生
─次、16番‥国見 ○行から読んで。
国見
はい。
ウチの組の現国の担当は、及川先生。及川徹先生。
背が高くて、美形で、若くて、女子生徒に人気のある先生。
国見
冬は───
俺 国見英は、先生を迎えに行ったり、ノートを届けにいったりなどする
現国の教科係です。
金田一
国見~。
国見
‥金田一。
金田一
あれ ノート、
金田一
全員揃ったから。
国見
はーい。
ホントはこんな係やりたくなかった。
だって─
国見
「─メンド‥。」
とか思いながら、職員室へ向かった。
‥あの人。職員室居るのかな。
女子生徒
及川先生!!
女子生徒
ホントだ!
国見
‥‥やっぱりか。
及川先生
あ、○○。また会いにきてくれたの?
あぁ見たら先生じゃなくて、
部活のエースが女子から差し入れもらっているみたい‥‥笑
国見
「渡さないとツ」
国見
あ、あのツ!
及川先生
ん?どうしたの、国見。
国見
え~と、
名前を覚えられていて、少しホッとしたのは内緒だ。
国見
これ、ノートです。
及川先生
!あぁ、! はい。ありがとうね。
国見
いぇ‥‥。
先生の笑顔は、まるで太陽のように輝いていた。
好評だったら続き出します。