ただ、寂しかっただけ。〖完結〗

頬杖をついて、

うざいくらいに眩しい空を

ぼーっとしながら眺めてた。

大先生は毎朝挨拶されて、

友達からも必要とされてる。

すごいなぁ…っ、ほんと…

心配なんてしないで

全然平気だから

苦しくもない、辛くもない

ただただ

疲れただけ、羨ましかっただけ

愛されてる彼が、必要とされてる彼に

ただ、すごいなって思っただけ。

1限目、2限目と過ぎ

昼休みになった。

確か、モブ男の呼び出しは放課後

だから、ロボロの教室に行って

朝約束をほったらかしたのを謝りに行く

何が、辛そうなの

そう疑問が浮かんだ。

作り笑いだけど…、

言ってこないでよ。

こっちは、自分を押し殺してんの。

だから、何も言わなくていいよ。

もう、大丈夫だから。

ゾムの言う「昔の大先生」は

多分、中1の大先生

転校してから数ヶ月経ったくらい。

大先生は多分…その頃はまだ

学校に行けてなかっただろう。

今…大先生シャオちゃんって言ったよね…？

ほんとに思い出したとかじゃ…ｯ

一応居たなんて嘘

一度も中学には通ってない

通えてない。

馬鹿にされるから

殴られて、暴言吐かれて

ハブられるから

それが嫌で、通えてない

そりゃあ…、知らないのも

当たり前だよ。

𝕟𝕖𝕩𝕥➯➱➩　♡500 更新遅れてごめんなさい。