薄暗い部屋に
いつの間にやらあなたがいて。
ユウ
なぁ
ユウ
ユウ
ちょっと、踊んない?
…いやよ
だって
あなたは私と踊ったら
消えてしまうのでしょう?
ユウ
そっか…
そんな顔しないでよ。
私があなたのその顔に弱いこと、 知ってるくせに。
いいよ
ユウ
ほんと?
そんな笑顔見せないでよ。
あなたはわかってないの?
それとも
わかっていて私を苦しめるの?
わなたは優しく微笑みかけて
私の手をとる。
とても冷たい、でも優しい手だった。
視界がぼやけて
あなたの顔が見えなくなる。
ふっと瞬きすると
もうそこにあなたはいなくて。
ほら、
やっぱり消えてしまうんじゃない。
だから私は
あなたと踊りたくなかったのに。






