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こまち
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sm視点
放課後
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俺は図書室で本、特に哲学の本を読むこの緩やかな時間が好きだ 此処で本を読まず勉強なんかしてる奴は嫌いだ
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こいつは同じクラスのきりやんだ いつも図書室で勉強をしている
きりやんも例外ではなく嫌いだった
あの日までは…
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本を読む気力がなくぼーっとしていると彼を見つけた
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次の日
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その次の日
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その次の次の⋯日
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彼が少し気になりだしたのは事実だ だが、放課後毎日図書室で勉強する奴と話しても面白いはずがない(最低)
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と、目の前に人の気配を感じた
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…
♪〜 閉館の時間です、下校しましょう
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いつの間にか時間を忘れて2人で語り合っていた 哲学は好きだったけど、哲学について誰かと語り合うのは初めてだった
なんだかとても楽しかった
あの日から、俺たちは自然と隣に座るようになった
哲学について語り合うこともあれば、何も話さずそれぞれ勉強したり本を読んだりすることもある
きりやんの隣で本を読むこの緩やかな時間が好きだ
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ずっときりやんの隣に居たい そう思った
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コメント
3件
五感消失物語から来ました! 短編集も神ってますね✨️