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ガラス
ガラス
雨斗
ガラス
ガラス
誤字あるかもです。 パクリ❌ 🐇女体化 色分け 地雷の方はサヨナラ
思い足取りで自分の教室へと向かう。 正直、今すぐに引き返して家へ帰りたい。
なんのために学校に来ているのかもわからない。
昔から勉強が嫌いで嫌々学校に通っていた。 それでも中学二年生になった今でも休まずに毎日学校に通ってきた。
その理由は仲のいい友達がいたから。 その子と放課におしゃべりをするのが楽しかった。
わからない勉強のこと。苦手な先生のこと。 最近ハマっている歌い手のこと。好きなスイーツのお店のこと。
その楽しみはもうなくなってしまった。 大きな出来事があってなくなってしまったわけではない。 徐々にだった。 あの子はウチとはちがう人といる方が楽しかったのかもしれない。
生徒
百合
生徒
百合
生徒
5人ほど女子生徒がいる真ん中に「あの子」はいる。
初兎
百合
初兎
初兎
別に無視をされたりしているわけではない。 でも、百合のまわりにいる子が百合とウチを 引きはなそうとしている。
そのことに百合は気がついていない。 百合の周りにいる子は百合と一緒にいたい。
ウチだってもっと百合と一緒に話したい。 でも昔からずっと2人でいたから 自然と百合といると2人になる雰囲気になってしまう。 だから百合と話したいあの子達は百合とウチを 引きはなそうとする。
ウチは百合がいるグループには入ることができない。 いつまで一人なんだろう。
生徒
百合
初兎
いかないで。 百合があの子達と仲良くなる前はウチと ずっと2人だったのに…。
そんなこと言えない。 それだけだった。
先生
先生
初兎
意味もわからないちがう国の言語講座を受けているようだ。 数学は本当に嫌いだ。というか勉強が嫌い。
こんなもの聞いていてなんの意味があるのだろうか。 本当に将来役立つのだろうか。
こんなものを教わるよりも友達ともっと 話せる会話術なんかを教わりたい。
シャーペンを握っているが手元にある ノートは真っ白。 なにも書く気にもならない。
初兎
__夕方__
初兎
初兎
下校時間の下駄箱はどんどん生徒が出口から 帰っていき、徐々に静かになっていった。
初兎
下駄箱に手を伸ばした時 隣に人の気配がし、 横に顔を向けるとあの子がいた。
百合
初兎
珍しく百合は一人だった。 今ならまたあの時のように話せるかもしれない。 そう思い、口を開いた。
初兎
生徒
最悪だ。 なんでこうも上手くいかないのだろう。
生徒
百合
そう言い百合は他の子と一緒に 歩きだしてしまった。
百合
初兎
「まって」 そう言いたかった。
生徒
百合の周りにいる子達にすれ違いざまに言われた。
初兎
ポタッポタッ
その一言を聞いたとき一気に涙が溢れてきた。
初兎
初兎
初兎
その場で膝から崩れ落ち、泣き続けた。
どんよりと暗い気持ちで 帰り道を歩くといつの間にか家についていた。
玄関の前で立ち尽くす。 この扉を開けたくない。 取っ手に手をのばすことすらしたくない。
初兎
終里
玄関前に立っていると後ろかろ急に 声をかけられ思わずびっくりする。
初兎
初兎
終里
終里
そう言い終里(しゅり)がドアをあける。
初兎
入りたくもない家にしぶしぶ足を踏み入れた。
終里
初兎
力を振り絞って声を出す。 元気がない声をだすとなにか聞かれるかもしれないから。
母
母
終里
母
終里
ドタバタと手を洗い終えた終里が冷蔵庫に 向かって走った。
ウチも手を洗おうとし 洗面所へと向かった。
初兎
手を洗いながら鏡に映った自分の顔を見る。
家に帰る前に、家路の途中にある公園のトイレで 赤く染まった目を洗ってきたが たぶん泣いたことはバレていないと思う。
実際に終里にも母にもなにも言われなかった。 安心し、胸をなでおろす。
リビングから元気が良い終里の声が聞こえてくる。
終里はウチの双子の姉だ。 終里はウチとは正反対な性格で 元気がよくて皆の人気者だ。
顔は多少は似ているが、あまり似ていないと よく言われる。
自分でも似ていないことは自覚している。 いつも隅っこにいるようなウチと終里は大違いだ。
初兎
リビングに足が向かず、自分の部屋へと向かった。
ボフッ
なにもやる気にならず、スクールカバンを床に置き ベッドに身をゆだねる。
初兎
下駄箱であったことを思い出すとまた 涙が溢れてきた。
初兎
初兎
生きている意味がない。 というか今までなぜ生きてきたのかも知らない。
初兎
ベッドに横たわっているうちに いつのまにか眠りについていた。
ゴオォォォォォォォ
辺りは暗くなり、吹雪が舞っている。
遠くから誰かがこちらに歩いてきている。 誰だっけ。でも懐かしい。 あの人だ。でも誰だっけ。
初兎
その言葉を聞いた時、目の前にいる人はニコリと微笑んだ。
遠くから声が聞こえてくる。 うるさい。話しかけんとって。 もうなにもかも無しにしたい…。
母
初兎
母
ああ。そうだ寝ていたんだ。 時計を見ると7時をまわっていた。
初兎
初兎
母
初兎
眠い目を擦りながらベッドから 身を起こす。
初兎
おねぇちゃん? だれや? ウチは終里のことを「おねぇちゃん」と読んだことはない。
初兎
リビングに行くと 終里達は晩御飯を食べ始めていた。
父
初兎
会社から帰ってきていた父は いつものように晩御飯を口に運んでいた。
父
今日も家族はいつもどうりだった。
終里
終里
父
いつも終里を褒める。
父
初兎
父
初兎
いつもいつも比べられる。
父
父
なに?言ったらなにか変わるの?
初兎
父
いつも小さい時からうちは終里と比べられる。 同い年だから尚更いっつも比べられる。 もういやや。
初兎
初兎
もう限界だった。
そばにあった自分のスマホをポケットに突っ込み、 玄関へ走りだした。
母
母
こんな家庭も。学校も。 何もできない自分も。
大っ嫌いやっ!!
外に飛び出すと辺りは真っ暗だった。
初兎
走りながら涙が溢れてくる。 嫌い。嫌い。
初兎
どこまで走っていたのか。 とにかく頭をひやしたかった。
初兎
初兎
いつの間にか小学生の時、百合と 一緒に浴衣を着て花火を見た高台に来ていた。
初兎
もう、終わりにしてもいいかな…。
その時、後ろを振り替えると黄色いぼんやりとした 明かりが見えた。
初兎
初兎
自然と足がそちらに向いた。
初兎
そこには見慣れない赤い鳥居があった。
なぜか鳥居の先に足が向いた。
初兎
もう生きたくない。 死にたい。
その時、奥から誰かがこちらに歩いてきた。 その人は黄色く光って見えて 温かく迎え入れてくれたような気がした。
コメント
1件
最高でした✨次も楽しみ