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シャブシャブ 獄中自叙伝

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シャブシャブ 獄中自叙伝

468 - 大阪刑務所 刑務官をボッコボコに殴ったらどうなる ③

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25

2024年04月11日

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シャブシャブ

刑務官をボッコボコにした
ブラジル人だが

シャブシャブ

この後
どうなったかと云うと

シャブシャブ

問題を起こしたブラジル人は
保護房へ入れられて

シャブシャブ

うしろに手を回されて
手錠をかけられたまま

2日間、手錠を解いては
もらえなかった

シャブシャブ

その後
他の刑務所へ移送された

シャブシャブ

事件が起きた刑務所では
正しい取調べができないため

シャブシャブ

刑務官=職員感情が
起きてしまうだろうから

シャブシャブ

このブラジル人だが
刑が5年増えたと
のちに新聞に書いてあった

シャブシャブ

その記事によれば
プロの格闘家で
ポン中だったらしい

シャブシャブ

俺はと云うと
2週間、独居房に
入れられて

シャブシャブ

取調べも1度だけ

シャブシャブ

他の刑務官が
作成した調書に
サインをさせられた後は

シャブシャブ

何もしなかった

シャブシャブ

2週間後は、そのまま
工場へ配役となった

シャブシャブ

配役になった工場は
何と、何と
エリート集団しか居ない
図書工場だった

シャブシャブ

刑務所側からは
何も説明はなかったが

シャブシャブ

あとあと
工場担当から
聞いた話によると

シャブシャブ

この事件が広まらない様に

シャブシャブ

その時に考査工場で
同期だった他の者達と
接触しないように

事件を
話したりさせないため
また
早く忘れさすさせるため

シャブシャブ

考査工場の同期達とは
出所するまで
刑務所の中で会う事は
一度もなかった

シャブシャブ

でもって
俺の行動は
何の評価もされず

シャブシャブ

良いも悪いも
云ってくれなかったが

シャブシャブ

ただ、図書工場へ
考査工場を通さずに
配役したことが

刑務官たちからしたら
配慮してやったぞと

そう云う事だった
らしいわ

シャブシャブ

図書工場へ
配慮された当日の朝

シャブシャブ

言い渡しの時に

シャブシャブ

刑務官から

事件に対して
一切、何もするな
話しもするなと

認書にサインさせれた

シャブシャブ

その後、殴られていた
おパンツおまわりだが

シャブシャブ

あとあと
俺が仲良くなった
他の刑務官から
聞いた話だと

シャブシャブ

殴られた刑務官は
他の刑務所に移ったそうだ

シャブシャブ

まぁ
受刑者に殴られるような
噂はすぐに広まるだろうから
その刑務所には居られない

シャブシャブ

また
職員の配置にも
問題があったとの事だった

シャブシャブ

俺は結果的に
図書工場に行く事はできたが

それが良かったのか
どうかはよく分からないな

シャブシャブ

今思うと
刑務所側の対応は
正しかったとは思うで

シャブシャブ

良いか?悪いか?は
分からないというのは

シャブシャブ

同じ受刑者から見れば
俺の行動は下手すれば
非難される訳で

シャブシャブ

刑務所にしたら
この事件を
表に出さない様にするには

シャブシャブ

もう本人同志も
刑務所の中で
会わない方が無難ってこと
俺も含めて

シャブシャブ

結局のところ3人は
おパンツ、ブラジル人、俺

バラバラの
刑務所になった

俺は得をしたのか?
それすら分からへんわ

シャブシャブ

そのあと
怪我をした刑務官の
おパンツおまわりは
入院はしたものの

無事だったそうだ
後遺症も残らず

シャブシャブ

俺のほうは
肋骨にヒビが入っていたが
自然治癒となった

こちらは冬場は胸が痛む
肋間神経痛が残ったわ

シャブシャブ

刑務所側は
この事件の発表は
ブラジル人の裁判が終わるまで
伏せて公表しなかった

シャブシャブ

1年後くらいかな
皆、関係者が忘れた頃に
新聞の隅の方に載ってたな

シャブシャブ

こんなもんやで
刑務所って云うとこは

シャブシャブ 獄中自叙伝

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